No.41 〜another story〜
No.41 〜another story〜
4月6日 21:15
喘息の発作を起こした星華だが、今は落ち着いて寝ている。
藍沢「…」
星華のことを耕作がじっと見ている。
亜依が隣に座ると、体をこちらに傾けてきた。
亜依「どうしたの?」
耕作「…」
亜依「昔の自分に星華を重ねてる?」
耕作「…!」
耕作の体がピクッと震えた。
亜依「自分が喘息の時のこと思い出してるの?」
耕作「…」
亜依「…」
耕作「…凄く辛いんだ。小さい時の、喘息の発作…」
亜依「うん」
耕作「ホントに息ができなくて、死ぬかと毎回発作の度に思う」
亜依「…」
耕作「俺達で守っていこうな。星華のこと」
亜依「うん。もちろんよ」
耕作「亜依」
亜依「なに?」
耕作「俺の家族になってくれてありがとう」
亜依「私こそ、ありがとう」
耕作「あぁ」
亜依「耕作は喘息平気?」
耕作「今は平気だ」
亜依「良かった」
耕作「亜依のアレルギーは?」
亜依「大丈夫よ」
耕作「そうか」
亜依「うん」
耕作「家族全員がアレルギーだと理解があって助かるな」
亜依「フフッ。そうね」
2人は愛娘を見ながら微笑んだ。
亜依「星華はどんな仕事につくのかな」
耕作「医療関係者かもな」
亜依「そうね。私たちの後輩かも」
耕作「そうなると指導医は横峯か?」
亜依「耕作かもよ?」
耕作「お前の可能性もあるだろ」
亜依「そうね。楽しみだわ」
耕作「あぁ」




