No.25 〜another story〜
No.25 〜another story〜
スクラブに着替えた4人とスクラブ姿の田中、藍沢はスタッフルームに来ていた。
そこには、会議から戻った部長の橘先生がいた。
エリザベス「お久しぶりです。橘先生」
橘「足は大丈夫ですか?」
エリザベス「えぇ。無事に留学も終えて本国に帰って今は、医大で救命を学んでいます」
橘「そうですか。それは良かった」
田中「橘先生、IDカードを作りたいんですが」
橘「俺のデスクに作成するためのものは用意してある」
田中「ありがとうございます」
橘「日本名で作るのか?」
藍沢「彼女だけは」
そう言って藍沢はエリザベスのことをみた。
橘「どうせなら、全員日本名で作ってしまえばいいんじゃないか?英名のままでもいいけど」
藍沢「作る時に考えておきます」
橘「あぁ。俺はICUに行くから頼んだぞ」
藍沢「奥に行こう」
そして、6人は部長室の方に歩いて行った。
その後ろ姿をICUから緋山、藤川、大野とフェローが見ていた。
名取「さっきのってこの前、雪の次の日の事故で運ばれてきた留学生ですよね」
緋山「そう。今日からの英国日本視察団の団長さん」
今井「えっ?高校生で?」
藤川「あぁ見えてもう医大生」
横峯「そうなんですか!?飛び級ですか?」
大野「16歳で医大の4年生。英国実力派のPrincess。16歳の若さで既に法学、地球科学、歴史の分野では大学を卒業なさっていますがそれだけに留まらず医学部に現在在籍なさっており、間もなく医学部も卒業なさるらしいですよ。宇宙科学にも精通しておりおまけに12言語を不自由なく話されますからね」
谷口「12?!」
大野「たしか…英語、日本語、イタリア語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、オランダ語、ギリシャ語、中国語、韓国語だったかな?」
谷口「凄い…」
その頃、藍沢達は
藍沢「用意してあるのが、それぞれに用意されたタブレットだ」
海棠「借りれるの?」
藍沢「あぁ、ここにいる間は使っていい」
海棠「わかった」
藍沢「タブレットの中にあるアプリの『翔南救命』をタップしてくれ」
田中「そしたら、必要事項を入力してください。本名、生年月日、年齢、性別、血液型を入力出来たら今度はIDカードの名前という場所に自分のIDカードに記載する名前を入力してください」
海棠「なら、私は『海棠零』ね」
リリア「姫様、どうしましょう」
海棠「そうね…」
藍沢「日本人にもリリアという名の人はいる。 名字と名前の当て字を考えればいい」
リリア「わかりました」
田中「御二人はどうします?」
フィル=リン「私は『島大介』にしようかな」
藍沢「いいんじゃないか?」
ナディル「どうしようかな…」
海棠「何を悩んでいる。私が決めてやるお前の日本名は『神城綾人』だ」
ナディル「はい」
リリア「姫様、私の名字も考えていただけませんか」
海棠「…増本はどう?」
リリア「では、『増本稟璃海』とします」
そして、IDカードが完成した。
藍沢「じゃあ、これからカンファレンスを始める」
田中「…以上です。質問ありますか」
少し沈黙が流れた。するとそこにドアをノックする音が聞こえた。
田中「はい。どうぞ」
すると、藤川と緋山、橘が入ってきた。
橘「お前達にはこの4人についてもらうことになった」
藤川「1人ずつですか」
橘「そうだな」
そこに黒田と大野まで入ってくる。
黒田「藤川になった人には大野もつければいい」
藤川「黒田先生」
橘「じゃあ、緋山が島、田中が神城、藍沢が海棠、藤川と大野が増本についてくれ」
全員「はい」
黒田「そいつらの説明で分からなかったら俺や橘、三井に聞いてくれ」
4人「はい」
橘「じゃあ、昼食べに行くか。レジデント兼視察は昼食後から始めよう」
9人「はい」
黒田「そうだな」
そして、11人は食堂に向かった。




