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ドクターヘリ救急救命  作者: 零
Another story
29/54

No.18 〜another story〜

No.18 〜another story〜



その日の昼


海棠零の副官の伯爵公子と女官が来た


海棠「わざわざすみません」


副官「零様」

女官「零様」


海棠「副官のフィル=リンと女官のリリア=ラナ=ハートレーです」


フィル=リン「副官のフィル=リンです」


リリア「女官のリリア=ラナ=ハートレーです」


藍沢「担当医の翔華大学附属南部病院救命センターでフライトドクターをしております。藍沢耕作です」


副官「あの、零様のお怪我は」


藍沢「何もなければ1週間程度で退院できます。その後は松葉杖か車椅子で2週間ぐらい過ごして貰うことになるかもしれませんが」


副官「そうですか」


海棠「1週間はこのままここにいるわ。父上や母上には私から連絡を入れておきました」


2人「ありがとうございます」


海棠「これを伝えるためだけに貴方達を呼んだのよね」


フィル=リン「御無事でなによりです」


リリア「何か必要なものはございますか」


海棠「今のところ大丈夫。入院費と治療費だけ用意しておいて」


リリア「畏まりました」


フィル=リン「Dr.Aizawa、入院費についてあとでお話を伺っても」


藍沢「構いません。後ほど説明します」


フィル=リン「ありがとうございます」


リリア「零様、くれぐれも無理はなさらないでくださいね」


海棠「分かっているわ。心配しないで」


リリア「お願いします」


海棠「それより、お仕事はいいの?」


フィル=リン「あっ、」


リリア「はぁ。あまり、戻りたくないのですが」


海棠「しっかりとしてきなさい」


2人「はい」


フィル=リン「では、零様。我々はこのへんで」


海棠「えぇ」


藍沢「では、向こうで入院費のご説明をしますね」


フィル=リン「お願いします」



そして、藍沢とフィル=リンがICUを出ていった。



リリア「藍沢先生にお話になったんですか?」


海棠「何を?」


リリア「御自分の身分を」


海棠「藍沢先生は名前でお気づきになったわ。でも、このまま日本に留学に来ている16歳の高校1年生『海棠零』のとして接してもらうように頼んだわ」


リリア「そうなんですか」


海棠「えぇ。でなければ留学の意味がないもの」


リリア「そうですか。十分に気をつけてくださいね」


海棠「えぇ。わかってる」


リリア「では、私も失礼致します」


海棠「リリア」


リリア「はい」


海棠「日本のハイスクールの教科書を持ってきてくれないかしら」


リリア「日本のだけですか」


海棠「本国のまで持ってきたら大変だし、置けないでしょ?」


リリア「全てですか?」


海棠「いいえ、国語と日本史」


リリア「畏まりました。15時までにお届けします」


海棠「ありがとう。リリアも気をつけて戻ってね」


リリア「はい」



そして、リリアもICUを出ていった。

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