No.1-2 〜another story〜
ドクターヘリ緊急救命No.1-2
〜another story〜
年も無事に明けた今年最初の月曜日。来週の月曜日にはここ、翔南救命センターに藍沢の姿は無い。
来週の月曜日は藍沢がトロントに向けて出発する日だ。
藍沢は1人ヘリポートに立っていた。
そこに田中が来る。
田中「そろそろだね」
藍沢「あぁ」
田中「来週の月曜日にはもう藍沢先生はいないのか…」
藍沢「そうだな。ここに来るのは1年後だな」
田中「1年でちゃんと成長させとくから。救命を」
藍沢「あぁ。俺は脳外のスキルをトロントで学んでくる。今よりも救命で助けられる命が増えるだろう。楽しみにしててくれ」
田中「うん」
2人はヘリを見つめる。
田中「ねぇ。藍沢先生?」
藍沢「なんだ」
田中「この前のどういうこと?」
藍沢「…」
田中「『俺は出会いに恵まれた。お前との出会いも含めて』って」
藍沢「そのままだ。ホントはもっと前に言いたかったんだが…」
田中「うん」
藍沢「俺はお前がいるから医師を続けられる。俺で居られる。もし、お前が良いなら、俺はお前と一緒になりたい」
田中「私も一緒がいいな。ずっと一緒にいたい。」
藍沢「なら、1年後ちゃんとプロポーズさせてくれ。今は…」
田中「じゃあ、婚約成立かな?」
藍沢「そうだな。一応、プロポーズしとくか」
田中「うん…」
藍沢「お前と…亜依と一緒にいたい。将来、結婚してくれるか」
田中「はい」
2人はドクターヘリの前でキスをした。
そう、婚約のキスを…




