第十五話 伝説の始まりの
その日の夜――。
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エメラルド・グリーン鍛冶師ギルドは、かつてないほどの熱気に包まれていた。
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普段は職人たちが汗を流して働く工房の一角。
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そこへ長机がずらりと並べられ、大量の料理と酒樽が運び込まれている。
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香ばしく焼かれた肉。
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大皿に山盛りのソーセージ。
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湯気を立てるシチュー。
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焼きたてのパン。
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どれも職人好みの豪快な料理ばかりだった。
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「よぉぉぉし!」
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工房の中央でガルドが立ち上がる。
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手には巨大なジョッキ。
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顔は既に少し赤い。
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「今日はめでたい日だ!」
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職人たちが歓声を上げる。
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「乾杯だぁぁぁぁ!!」
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「「「乾杯!!!」」」
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無数のジョッキが打ち鳴らされた。
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宴の始まりだった。
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ビルセイヤも席へ座る。
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隣にはセシリア。
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その向かいにはエミリアとリリア。
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そして少し離れた場所でギルバードが上機嫌に酒を飲んでいた。
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「凄い歓迎ですね」
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セシリアが苦笑する。
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鍛冶師ギルドに来たのは今日が初めてだ。
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それなのに歓迎ぶりが凄まじい。
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「当然ですぞ」
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ギルバードがニヤリと笑う。
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「職人というのは本物の技術を見ると黙っていられない生き物なのです」
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実際その通りだった。
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乾杯が終わるや否や、職人たちが次々とビルセイヤの元へ集まってくる。
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「おい、あの鍛え方はどうやったんだ?」
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「焼き入れの見極めは何を基準にしている?」
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「師匠は誰なんだ?」
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質問攻めだった。
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ビルセイヤは困ったように笑いながらも、一つ一つ丁寧に答えていく。
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するとさらに人が増える。
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完全に囲まれていた。
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「人気者ですね」
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エミリアが笑う。
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「助けてください」
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ビルセイヤが本気で困っていた。
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だが職人たちは聞く耳を持たない。
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少しでも技術を学びたい。
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そんな熱意が伝わってくる。
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その様子を見たガルドが豪快に笑った。
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「はっはっはっ!」
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「諦めろ小僧!」
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「職人に気に入られたんだ!」
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「逃げられると思うなよ!」
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工房中が笑いに包まれる。
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そんな和やかな空気の中。
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ガルドが突然立ち上がった。
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「静かにしろ!」
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一瞬で周囲が静まる。
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さすがギルドマスターだった。
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全員の視線が集まる。
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「発表がある」
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ガルドはビルセイヤを指差した。
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「明日からビルセイヤには特別工房を使ってもらう!」
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一瞬。
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誰も意味を理解できなかった。
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そして。
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「なっ!?」
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「特別工房だと!?」
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「本気ですか!?」
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工房が大騒ぎになる。
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特別工房。
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それはギルド最高位の鍛冶師だけに許された専用工房だった。
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最高品質の炉。
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最高品質の工具。
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そして最高品質の素材。
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普通の鍛冶師では一生使うことができない。
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まさに職人の夢とも言える場所である。
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「異議がある奴はいるか?」
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ガルドが職人たちを見回す。
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誰も手を挙げなかった。
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むしろ。
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「当然だな」
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「今日の技術を見れば納得だ」
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「俺でも文句はねぇ」
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次々に賛同の声が上がる。
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職人の世界は実力主義だ。
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年齢も立場も関係ない。
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良い物を作る者が認められる。
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それだけだった。
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「いや、そこまでしてもらわなくても……」
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ビルセイヤが遠慮する。
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しかし。
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「する」
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ガルドが即答した。
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「才能は埋もれさせるな」
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「それが先人の役目だ」
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その言葉に工房が静かになる。
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重みがあった。
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ガルドは続ける。
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「お前はまだ若い」
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「だが王国最高峰の鍛冶師になれる」
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そして少し笑った。
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「いや、既にその領域へ足を踏み入れているか」
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職人たちも深く頷く。
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誰も否定しなかった。
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今日の鍛冶を見た以上、認めるしかないのだ。
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一方その頃。
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ギルバードは全く別のことを考えていた。
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商売である。
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頭の中では既に計算が始まっていた。
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ビルセイヤ製の剣。
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包丁。
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農具。
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これらを売ればどうなるか。
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考えただけで顔が緩む。
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「ふふふ……」
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怪しい笑い声が漏れた。
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「ギルバードさん?」
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セシリアが冷たい目を向ける。
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「また商売のこと考えてますよね?」
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「気のせいですぞ」
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全く気のせいではなかった。
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そのやり取りに周囲が笑う。
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宴はさらに盛り上がった。
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そしてリリアはというと。
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自然と皆の世話をしていた。
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「ビルセイヤさん、お肉をどうぞ」
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「ありがとうございます」
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「スープもありますよ」
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料理を取り分け。
飲み物を配る。
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誰に頼まれたわけでもない。
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自然と身体が動いていた。
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それを見たエミリアが微笑む。
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リリアは戦えない。
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だが人を支える才能がある。
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そんな気がした。
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宴会は深夜まで続いた。
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職人たちの笑い声。
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酒の香り。
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語られる夢と未来。
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そして新たな出会い。
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この日。
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ビルセイヤは鍛冶師ギルドの仲間として正式に受け入れられた。
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後に王国中へ名を轟かせる伝説の鍛冶師。
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その第一歩は、温かな宴の中で静かに刻まれたのだった。
第二章 第十五話
「伝説の始まりの宴」
――続く。




