表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
月夜海は、誰が為に想ふ。  作者: 朝霧唯凪
第一章 : 巫、現世に在り
PR
2/22

0、はじまり

今からおよそ三千年前。

世界はすべて、神々の統治のもとにあった。

大地は豊穣に満ち、海は静まり、空は常に均衡を保っていた。

だがその完璧さの裏で、万物を管理し続ける神々の心には、言いようのない「倦怠」が静かに積もっていった。

永遠に近い時の中で、神々はやがて気づく。不死の己らがすべてを整えるよりも、限りある命を持つ人間たちが、自らの意志で道を切り拓く姿こそが、この世界により“輝き”をもたらすのではないか、と。

神々がその決断を下した日、天界の雲は黄金色に染まり、地上にはかつてないほど清らかな風が吹き抜けた。

そして神々は、自らの権能を直接振るうことをやめる。

その代わりとして神の力をこの世に繋ぐ「依代」を定めた。


─それが、最も神に近い力を持つ人間。後に「巫」と呼ばれる存在である。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ