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器に気持ちに込められた

気持ちは強い

気持ちはこもる


恨みとか悲しみと

寂しさと

憎しみも込めてしまう

こわくてたまらない感情もこもってしまう


ムアは鎖に巻かれ、かいとから離される。

鎖はムアを傷つける気はない。

かいとも鎖に巻かれたが傷つけられていない。


「かいとを器にするの、やめる…やめるの…」


ムアの気持ちは壊す気ではあっても

おそれは生まれた

壊すことに怖くなっていた

本当はそんなこと考えたくないが恐れた


「お願い…やめて。器になると…きっと」


かいとは鎖から離れようとする。

あふれる桜の花が鎖を切ろうとする。

桜の花は地面に落ちていき結晶のように消えていく。


ムアはいう。


「器になると…かいとの心も壊すことになる…それでもいいと思った私がひどい。壊すのの、最後は私にするから…かいとは壊さないで…」


今さらの言葉だが

ムアはいう。


「やめて…ほしい……ごめんなさい…とにかく壊したいばかりで…」


いいんだよ、それでという声がした気がした。

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