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ムアと関係

ムアは壊れた場所にいた。

魂の残りのようなもので何者だったか知らない。

ただ、悲しかったことだけが心に残る。

悲しみは暴力を生み、破壊を生む。

ムアは破壊することだけをしたい。


「壊したい、かいとは器なんだからおとなしくしてて」


かいとは走り出す。


「だあれがおとなしくするか!世界なんて壊したって意味ないんだからな!」


かいとは逃げ出す。

かいとの隣に渦が現れ、かいとは動けなくなる。


「んな!」


ムアは話していく。


「器なんだから大人しくして」


「器なんていって!器の意味分かるのか!?」


ムアはえ、となる。


「う、器は器なんだから、うつわ!」


「器の意味も分からないで俺を器に出来るのかや!?」


「で、出来る。壊すため」


で、かいとは真面目な顔をする。


「で、俺どうなるの?」


ムアは無視する。


「分からないなら!分からないでいいぞ!?」


「うるさい。器。」


渦はかいとを掴むと闇に包んでいく。


「壊れた場所の絶望って分かる?分からなくてもいいよ?とにかく、闇にのまれて」


かいとは話せなくなる。


「あなたは世界を壊すための器なんだから。傷つける気はない。大人しくしてて」


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