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さみしさの器
さみしさ。
さみしい。
壊れた場所で誰かいるのに。
仲間もいるのに。
さみしい
さみしい
さみしい
ムアはさみしさを持つ。
さみしさを感じる。
「さみしい……さみしい……」
かいとはムアが目の前にいて、話しかける。
「さみしいのか?」
ムアはすぐに答える。
壊すといいつつ、悪い者には見えない。
さみしそうな一人の誰か
さみしそうな姿は涙が流れることで更に胸が痛む。
ムアは涙が地面に落ちる。
かいとは、ムアに近づく。
涙の姿はほっとけない。
「大丈夫か!?えーと名前」
「無夢が名前をムアだって」
「ムア…あの、さみしいのか?なら、壊すよりも別のことしないか?無夢は色んな人と話したりしてるんだ。ムアもさ、壊すのなんて大変そうだし、少しずつ何か誰かと話したり無夢といたりとか…」
「かいとを器にする」
「うつわ?」
「かいとを使って壊す」
「そればっかりだな、どうするんだ?」
「壊す」
「壊す以外ないのか!?もっと楽しいことあるぞ!?えーとえーと、空見るとか」
「壊す」
「だから!壊したってつまんないだろ!?疲れそうだし!」
「……でもさみしい」
「さみしいなら、他のことしようよ」
かいとはムアと話す。
まず、話す。




