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壊れた場所のようにするために
無夢の姿をしている誰か。
無夢は名前を聞いてみた。
「待って、名前教えて」
無夢の姿で涙を流す誰かは答える。
「名前…?名前…?分からない、覚えてない、壊れてた、いつの間にかいつの間にか壊したいと思ってる」
無夢はならという。
名前の話をしている場合ではないのかもしれないが
「あなたはムア。ムアって呼ぶ」
ムア?と不思議そうにした。
無夢の姿の誰かは不思議に思う。
「ムア?私ムア?」
「ムア。ムアって呼ぶ。壊すのをやめて。ムア」
ムアへお願いする。
壊さないでと
壊しても何もないと
良いことなんてないと
「良いことなんてない!壊すなんて、それに壊す力はあるの?」
ムアの隣から黒色の渦がある。
「私はここから来た。力はここから出てくる」
かいとは息を飲む。
「壊すってどういうことだ?」
渦から黒色の何かが現れようとした。
それを無夢がバッと掴むと中へと戻すように動く。
いつきは目を開く。
「無夢さん!?」




