静かな場所で
静かな場所にいた。
丸い机が置いてあり椅子がいくつかある。
かいと、いつき、無夢は座る。
そこへ来るのは過去の力を持つ人。
想像していない人。
なぜこんな所に。
来たのはミスハサ。ミスハサというもの。
彼は、過去という力を持つ家に生まれた。
過去という力を持ち、その一つの生き方しか選べない時代にいた。
彼は、息のしづらい場所だなと思ってた。
だが、それが普通と思っている。
彼の普通。
その一つのために生きる。
その彼を、ある人は外へと連れていってくれた。
だから、彼は外を見た。
外は、広くて明るい。
あの人が教えてくれたのに。
あの人は今ここにいない。
だから、過去を変える。
この力はあの人のために使う。
あの人のためだけに使う。
彼はあの人のために過去に行く。
そのミスハサ。
かいとはあわてていつき、無夢の前に立つ。
「お前は!」
ミスハサは笑う。
「あ、実は覚えてないでしょ?いいよいいよ。」
ミスハサは笑顔だ。
人のいい顔をしている。
「あの壊れた世界から来た存在がいるよね?少しだけ力をもらえないかと思ってきたんだ。俺は攻撃をしない。力が欲しいだけ。」
「無夢に近づくな!!」
無夢はミスハサの前に来る。
怖さもない。
「あなたは力がほしいの?ねえあなたは何のために生きてるの?」
何のために生きてるの?
ミスハサにも聞く。
ミスハサは笑顔のままだ。
「俺は…。好きな人に会いたい。そのためかな」
好きな人に会いたい。
純粋すぎる言葉にかいとは黙る。
ミスハサと無夢は手を握る。
かいとは無夢とミスハサを離そうとする。
「かいとお兄さん。この人は悪いもの。でも…私には何もしてこない」
何で分かるのか
ミスハサは笑う。
「俺が悪いものと分かるんだね」
「分かる。でも、私に攻撃出来ない。壊れた場所から来てるから危険だって分かってる」
ミスハサは笑顔だ。
「うん。だから少しだけもらってくね」
無夢はいう。
「悪いものでいつづけるの?」
「うん」
ミスハサは行ってしまう。
かいとは無夢が心配になるが何事もなく安心した。




