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無夢と居場所
無夢は笑顔だ。
「帰るとこは居場所っていうのかな」
いつきは無夢の言葉にうなずく。
「居場所…ですね」
「居場所うれしいな」
いつきはこんなことわざわざいうべきかなと思いつつも話す。
「あの、無夢さん」
「?」
「居場所は一つじゃないらしいです…家族とか、友達とか、関係は色々あるらしいです」
「居場所は一つじゃない?」
「一つじゃないと思います」
無夢はふーんとなる。
「居場所は一つじゃない…」
「もしも、私たちが何かしらあったら、居場所が一つでは不安ですから」
「何かしらって?」
いつきはハッとする。
「あ…えっと、何かしらです。私は無夢さんが誰かといること。良い方と出会えることが安心です」
「どういうこと?」
いつきは何かしらを深くいうのは小さな子なのであまり言葉にだせない。
何かしら、だ。
今は大丈夫でも
その時に無夢が他にも誰かいてくれることが安心。
「他にも誰かお話する方とか見つけておきましょう」
「あ…うん。分かった?」
いつきなりの心配だ。
今は大丈夫でも。
何かしらの時を考えてしまう。




