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帰ったり帰ったり

いつきと無夢はアパートの部屋に向かう。


「兄さん心配してますよ!というかすみません、私のせいで」


無夢はすぐに答える。


「いつきお姉さんのせいじゃない。私、動いちゃうみたい」


「動くのは悪いことじゃありませんけどね…」


「怒らないの?」


「怒れないんです。私が怒る資格ないので……」


無夢は頭を振る。


「心配させた。ごめん…」


無夢はハッとする。


「いつきお姉さん。私帰るんだよね」


「はい、帰りますよ?」


無夢は静かに言葉を発する。


「私。帰るとこ、ある……」


「え?」


「帰るとこあるってこんな感じ……」


「あ…そうですね」


いつきは無夢の言葉を聞きつつ、帰る所があるということ。

無夢にとってうれしいことなら

いつきもうれしいと思えた。


「またまた帰りましょう!無夢さん!」


「うん!帰る!」

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