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不安ばかりある朝に

無夢はいつきの手を握り、ぬいぐるみを抱く。

いつきの手を握り続ける。

かいとはというと、寝ている。


「大丈夫ですか?無夢さん」


「本当はね、心配ばっかりなんだ」


「私もです。色々分からなくてギリギリ出来てる?出来てない?という感じで何とか過ごしてます」


「いつきお姉さんが?」


「私なんて、私なんて、分かんないことばっかで不安しかなくて、兄さんも聞いても分からない時もあって、…泣きそうな時あります」


無夢はいつきの頭を撫でる。


「大丈夫?」


「うわあ!誰か詳しい人近くにいてほしいよおおお」


無夢はいつきの叫びを聞く。


「いつきお姉さんも不安ばかりなんだね」


「そうですよ、また不安が何個も増えてます。あーあー…私の不安はいつまで続くのだ……不安がない日々が送りたいです」


無夢はいつきの話を聞いてくれていた。


「誰か詳しい人近くにいてほしいよおおおお」


いつきの叫びであった。


無夢はいう。


「詳しくなくても一緒にいていい?」


「え」


「詳しくない。でも一緒にいていい?頼りない…よね」


いつきは無夢を抱きしめる。


「私が頼りないから一緒にいてくださいいいい」


無夢はいつきの頭をそっと撫でていた。

どちらがお姉さんなのか。

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