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無夢と気づいた世界

無夢はかいと、いつきの手に触れる。


「私、何で生きてるの、知っていく楽しい」


壊れた世界が怖かった。

何もかもが怖かった。

悲しかった。

分からないほど

怖さもあった。

うらやましさも感じた。


かいとはいう。


「何で生きてるの、か。何でだろうな」


無夢はいう。


「分かんない…、でも、桜のお姉さん。考えてっていってた…考えてみたい。考える時があるなら」


いつきは何もいわず無夢の手を握り返す。

無夢はそのことに気づく。

無夢は笑う。


「悲しい思ったけど考える大切だね…聞きに行った時、みんな最初はすぐ答えなかったの。でも私の聞いたことに答えよう頑張ってくれた」


無夢は笑う。


「知りたい、もっと知れたらいいな」


壊れた世界のことばかり思い出す。

胸が痛い

痛さが無夢を苦しめる。


かいとは無夢へいう。


「あ、あのさ、もっと行こうか」


「行く?どこに?」


「建物入ったりとか、人いるし、見に行こ」


「いいの!行く行く!」

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