無夢と夢の壊れを
無夢は静かにうつむくと。
突然桜の少女が触れていた手が切られた。
手を切られたのはではなく、肉を切られ、血が流れる。
無夢はいう。
「こんな夢。私がほしかった…何のために生きるの?何のためにまだここにいるの?壊れた場所で何しろというの?」
桜の少女の肉が更に切られる。
「何で、何のために生きるの」
何のために生きるの
何のために生きるの
何のために生きるの
何のために生きてるの?
無夢は更に桜の少女の肉を切る。
かいとは防げない
守れない
苦しみは
桜の少女は痛みがあるはずだが
無夢へ両手を向ける
「全部…私にぶつけたらいい。全部ぶつけて。何もぶつけなかったんじゃないかな」
無夢は静かだ。
「私に痛みを与えればいい。あなたは悪くないんだから」
「何のために生きるの、何のためにまだ生きてるの、痛いでしょ…それでもまだ」
桜の少女は温かな顔だ。
「何のために生きる、は。あなたが考えるの。それしかないの、それしか」
それしかない
かいとは桜の少女を抱くが肉は切れていく
何も出来ないのだ
無夢はいう
「もう分かんないよ…」
桜の少女は温かい。
「考えるの。あなたはここに来たんだもの。考えないといけない。考えることは絶対」
「何で考えないといけないの」
桜の少女は言葉を続ける。
「ここにいるから。ここにいるなら考えないとなの。辛くても悲しくても考えないといけないの」
桜の少女はこの言葉はいわない
(こうなりたくない自分がいるなら)
「考えて、考えて何で生きるのか、せめて良い方に近づくように考えるの。自分にとってのこうでいたい自分で生きれるために」
どれだけ
どれだけ
怒りがあっても
(こうなりたくない自分があるなら)
「何で生きてるか分からなくても、せめて良い方になるために生きようとするしかないの」
無夢はいう
「私は何で生きてるの?生きてるの?分からなくても考えないとなの…?」
桜の少女は伝える。
「怒りがあるから…考えないとなの」
怒りに飲まれてしまわないように




