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かいと いつき

でも。

かいと、いつきは。


「あの存在は…攻撃してこなかった…何がしたかったんだろ」


イロノルレフ亜は笑う。


「あなたたち呪おうとしたんだよっ。きっと」


呪おうとした。

怖いだろう?

呪われたくない

呪う存在


イロノルレフ亜は続ける。


「でも、やっぱり。呪いたかったんじゃない。呪いたいなんて思ってなかったんだよ」


呪いたいなんて思わなかった

呪いたいなんて思わない

呪いたいなんて最初から思わない


「呪いは、最初からじゃなかったっ。呪いたくなんてなかった。……でもお礼とかいわれたくない」


お礼なんていわれたくない


いつきはそっと呪いの存在が消えた場所を見た。

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