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有理香とかいと
クロリネの元に連絡が来る。
「あ。電話です。すみません。失礼します」
かいと、有理香は話す。
「有理香、その…俺聞いててよかったのかなって」
「私の家の話を聞き…嫌でしたわよね。すみません」
「いや、どこんちも色々あるって!」
「かいと様。そうですわよね。誰だってありますわよね。色々なこと。私先程クロリネ様の言葉に焦りはしましたが。私が変わることはありません」
「大事な相手のために?」
「はい。私は変わらずあの子のためなら犠牲を強いりますわ」
「それって……」
「私たちは決めましたの。あの子が傷ついても自分たちが傷ついても傍にいると。その在り方が苦しみとは分かっていましたわ。でも。他のことは選べませんの」
かいとはうなずく。
その言葉の重さを感じた。
「うん……」




