表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Attri-tY  作者: ゆきながれ
Episode-1 彩られた日常と悲しみを繋げ
35/90

共存部 7.5

深夜、多分3時ころあたしは目を覚ました。部屋の電気はつけっぱなしで一瞬すごく眩しさを感じたけれど、それよりも寝心地がいつもと全然違うことに気がついて、慣れてきた目でまず自分が抱きしめているものを確認した。それはとても暖かくて大きくて、でも骨のような硬さがあって……寝息を立てている。

(……え?)

それは明らかに、どう見ても決定的に絶対にメグルだった。私は今の今までメグルを抱きしめて寝ていたというのだろうか。それに目覚めた直後、つまり寝ているあいだ間違いじゃなければあたしはめぐるの横顔に顔をすりつけていた。

もちろん、唇も。

(ぇ、ふぇぇえぇぇえぇぇぇぇぇぇぇぇええ……!?)

とっさに私は飛び起きた。何が起きてるの? 何がどうなってるの? あたしはメグルの家に確かにきた、特訓をしにきてた。でもそれがどうして……

「……ゃ、ちょっとなに、なにこれぇ……っ、どうしてわたし上半身ハダカなのっ? なんでメグルの洋服濡れてるの…っ? なんで、なんでなんでなんで――」

メグルが特に何もしていないってことは、見た感じで分かった。

じゃあ。じゃあじゃあじゃあじゃあ、あたし、あたしは上半身ハダカで、濡れたメグルに……一体何を……。

「……でも、そんなことより……眠いかも」

ぱたり。再び横になったあたしだけれど、本当にどうしてこんなことになってるのかは覚えてない、だからまたメグルにちゃっかり抱きついちゃってるのはわざとじゃないし、メグルの横顔に顔をなすりつけてるのもわざとじゃないよね?

ハダカは、……ちょっと恥ずかしいケド。



でもメグル、キミはあたしにもう一度能力ティを本気で使わせようとさせてくれた。

あの日から、能力ティへの意識が全て変わったあの日から。

最悪の日々に追われ能力ティを使わなくなったあたしに、もう一度変わる機会を与えてくれたキミになら。

ぎゅってしても、ううん……ぎゅってしたいくらいなんだよ。


ありがとね、メグル。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ