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[6000PV突破!] “外れ”の相棒が二体 ~手のひらの黒竜と白いもふもふと、世界最強の冒険者になるまで~  作者:


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戦闘


「行くぞ」

ユノの、合図と共に、木陰から、一斉に、飛び出した。

「――侵入者だ!」

護衛の、一人が、いち早く、気づき、声を、上げる。

「迎え撃て!」

マルコスの、鋭い、指示が、飛ぶ。

護衛たちが、一斉に、武器を、構え、それぞれの、愛獣を、前面に、押し出した。

「レナ、援護を!」

ユノが、叫びながら、剣を、抜く。

「任せて――風よ!」

レナの、杖から、鋭い、風の、刃が、放たれる。

護衛の、隊列を、崩すように、地面を、抉った。

その、隙を、突き、ベタの、精鋭たちが、一斉に、突撃を、開始する。

犬に似た、俊敏な、愛獣たちが、先陣を、切り、護衛の、足元を、掻き乱していく。

「――ラグナル!」

ユノが、肩の、竜に、声を、かける。

小さな、体を、震わせ、ラグナルが、飛び立った。

まだ、完全には、飛べない、翼。

だが、確かに、宙に、浮かび上がる。

「――炎を!」

ユノの、声に、応えるように、ラグナルの、口元に、小さな、炎の、輝きが、灯った。

まだ、小さく、弱々しい、炎。

だが、正確に、狙いを、定め、近づく、護衛の、一人に、向けて、放たれた。

「うわっ……!」

不意を、突かれ、護衛が、大きく、たじろぐ。

「やった――!」

レナが、思わず、声を、上げる。

「まだだ、油断するな!」

ユノが、鋭く、返し、目の前の、護衛と、剣を、交える。

一方、ティナは、少し、後方から、戦況を、注意深く、見守っていた。

「……ウール、様子が」

肩の、白い、生き物が、突然、大きく、震え始めた。

淡い、光が、その、体から、溢れ出す。

「……何が、起きてる」

ガインが、驚いたように、目を、見開く。

ウールは、ふわりと、宙に、浮かび上がり、まるで、何かに、導かれるように、遺跡の、中心へと、向かって、進み始めた。

「待って――!」

ティナが、慌てて、追いかける。

「危ない、下がれ!」

ユノも、剣を、振るいながら、叫ぶ。

だが、ウールは、止まらなかった。

遺跡の、中心、儀式の、準備が、進められている、その場所へと、真っ直ぐに、向かっていく。

「……あれは」

マルコスが、その、姿に、気づき、目を、細める。

「まさか」

微かに、動揺したような、声だった。

「精霊、なのか……!」

その、驚きの、声に、周囲の、護衛たちも、一瞬、動きを、止めた。

「――今のうちに!」

ガインが、その、隙を、突き、鋭く、指示を、飛ばす。

「畳み掛けろ!」

戦況が、大きく、動き始めた。

護衛たちの、動揺に、乗じ、ベタの、精鋭と、ユノたちが、一気に、攻勢を、強める。

「……モチ、頼む!」

レナが、肩の、角ウサギに、声を、かける。

モチが、小さく、頷き、跳躍した。

近づいていた、護衛の、愛獣――鋭い、爪を、持つ、猟犬のような、生き物に、体当たりを、仕掛ける。

「ぎゃん!」

不意を、突かれ、猟犬が、怯む。

「よくやった!」

その、隙に、レナが、風の、刃を、放ち、猟犬を、遠ざけた。

戦いは、激しさを、増していく。

だが、その、中心で。

ウールは、まだ、遺跡の、奥へと、静かに、進み続けていた。

まるで、そこに、何かが、自分を、待っているかのように。

「……ティナ、追って!」

ユノが、剣を、振るいながら、叫ぶ。

「私が、この場は、抑える!」

「うん――!」

ティナが、駆け出す。

戦いの、喧騒を、背に、ウールの、後を、追って。

遺跡の、奥、深く、深く。

その、先に、何が、待ち受けているのか。

まだ、誰も、知らなかった。

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