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[5000PV突破!] 始まりの村と小さな竜  作者:


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真相は?


ヘルメリアに戻ると、セファルは、巻物を、慎重に、懐へしまい込んだ。


「……これから、どうする」


ガインが、詰所への道すがら、聞く。


「巻物は、私が、ベタの本部で、厳重に、保管する」


セファルが、静かに、答える。


「並行して、ゾルドの、行方を、追う」


「フェリオンさんの話だと」


ユノが、確認するように、言う。


「ゾルドは、ダリオスの名を、騙って動いてる」


「本人の意志、あるいは、別の誰かに、操られてる」


「どちらにしても」


セファルの声が、低くなる。


「彼を、見つけ出さなければ」


「全ての、糸口が、掴めない」


詰所に着くと、ガインは、すぐに、モイストの情報網を、使い始めた。


「ベタの、内部情報は、俺たちじゃ、追いにくい」


「セファル、そちらで、何か掴めるか」


「ゾルドの、直属の部下に、当たってみる」


セファルが、腕を組みながら、言う。


「彼が、休暇に入る前、最後に、会っていた人間がいるはずだ」


「私が、それを、探る」


「俺たちは?」


ユノが、聞く。


「お前たちは」


セファルが、少し、考えてから、言う。


「ダレンと、レイナルドの、様子を、引き続き、見ておいてほしい」


「もし、ゾルドが、彼らにも、接触を試みているなら」


「早く、気づく必要がある」


役割が、それぞれ、決まっていく。


「今日は、これで、解散しよう」


セファルが、静かに、言う。


「明日、また、集まって、情報を、共有する」


その言葉に、四人は、頷いた。


宿に戻ると、レナが、大きく、伸びをした。


「……今日は、色々、ありすぎたね」


「ああ」


ユノも、同じ気持ちだった。


フェリオンとの、再会。


古代の巻物。


そして、ゾルドの、裏切りの可能性。


情報が、一気に、押し寄せてきていた。


ティナは、部屋の隅で、静かに、座っていた。


「……大丈夫か?」


ユノが、声をかける。


「うん」


小さく、頷く。


だが、その表情には、まだ、複雑な感情が、残っていた。


「叔父さんに、また、会えて」


「嬉しかった」


「でも」


言葉が、少し、詰まる。


「あの人が、掟を、破ったことで」


「里を、追われたこと」


「それが、私の、せいでもあるような、気がして」


「そんなこと、ないだろ」


レナが、優しく、声をかける。


「フェリオンさんが、選んだことだよ」


「ティナが、背負うことじゃない」


「……うん」


ティナは、小さく、頷いた。


だが、その目には、まだ、迷いが、残っていた。


ラグナルが、そっと、ティナの側に、寄り添った。


小さな体で、温もりを、分けるように。


ウールも、静かに、二人の周りを、ふわりと、漂っていた。


その夜、四人は、それぞれ、静かに、休んだ。


だが、誰の心にも、明日への、緊張が、確かに、残っていた。


翌朝、詰所に、ガインからの、伝言が届いた。


「……ダレンから、連絡があった」


「マルコスが、昨夜、街を出た、らしい」


「行き先は?」


ユノが、鋭く、聞く。


「分からない」


「だが」


ガインの声が、緊張を、帯びる。


「秘密裏に、少人数だけを、連れて」


「まるで、何かから、逃げるように」


「あるいは」


「何かに、向かうように」


「街を、出たそうだ」


その報告に、部屋の空気が、一気に、張り詰めた。


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