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22 モフモフとお仕置き


あれから数日、街もやっと元通りになって皆いつもどうりに過ごす中、テウトからの報告にアタシは驚いた。



「テウト、本当にまた増えたの?」

《はい、この間のシースの戦闘時の解析等を行っていた結果新しいスキルの習得に成功しました》

「わかった、後で確認するから……後でね」

「また増えたのか、どんどん強くなるなキラ」

「もう、だんだん驚かなくなって来たよ。スキルの話は後にして早く中庭行こう!」



ふはぁ、幸せだ〜このフワフワのモコモコ極上の毛並みに埋もれながらの日向ぼっこは最高なのです。

これ、ヤバイ癖になる!!

今私が何をしているかと言うと、中庭で念願のセルジオさんの原型フェンリルをモフり倒させて頂きまして、さらにはモフモフに包まれながら日向ぼっこ中なのです。

イオンなんかモフモフに埋もれちゃってて何処に居るかも解らない。



「これヤベー気持ちいい、オイラ癖になるかも」

「あたしも〜、フワフワ、モフモフ気持ちいいぃ」


ギリギリギリギリギリギリギリギリ


『お気に召した様で良かったです』

「セルジオさん本当にありがとう、凄く幸せです」

『お嬢様が望むならいくらでも』


ギリギリギリギリギリギリギリギリ


「本当に!!じゃあ今日一緒に寝よ!!」

「駄目ェェ!!セルジオ酷いよ、私に仕事押し付けて目の前でキラちゃんとイチャイチャするなんて!!」


中庭に続くテラス席で仕事をしながらコチラを羨ましそうに見ていたカルマパパ、先程から聞こえていた不快音はカルマパパの歯ぎしりの音です。



『元はと言えば、旦那様が原因でしょう。そちらの書類や仕事は責任を持って自分で処理して下さいね』



そうカルマパパはセルジオさんから罰を受けているところ何です。王都に事件の報告をしに行く予定ではあったのだが、事件の事後処理がまだ終わって無く、もう少し落ち着いてから出発する予定だったんだけど…カルマパパは書類仕事が嫌でその全てをセルジオさんやマニカさんに押し付けてコッソリ王都に向かおうとしたが、行動を先読みしたセルジオさんとマニカさんに捕縛されて帰ってきた。

罰として、山の様に積まれた書類を処理しなければ王都には行けなくなるし、書類が終わるまでセルジオさんは私付きの執事をしてくれてる事になって、パパの嫉妬心が灼熱状態。

さらにパパを精神的に追い詰める為なのか、セルジオさんが原型をモフって良いですよって言ってくれた。因みにパパ監視役権世話係はセルジオさんに替わりはタマさんです。タマさん実話セルジオさんよりも厳しい仕事の鬼で、パパが少しでもよそ見をすると猫パンチが飛ぶんですよ。



「セルジオの鬼、悪魔、人でなしぃぃぃぃ!!私もキラちゃんとイチャイチャしたい!!」

『フェンリルです。そして、自業自得です』

パンッ!!

「旦ニャさま、よそみだめニャ!!今日はこの分が終わるまで遊ばせニャいニャ!!執務室に監禁は嫌だって言うから特別にココでやってるニャよ!!」

「タマが全然優しくなぁい!」

パンッ!!

「サボりは許さニャいニャ!口じゃなくて手を動かすニャ!!」


恐ろしやタマさん、可愛い姿をしているが中身は百獣の女王様でした。



「キラそう言えば、セルジオに聞きたいことが有るんだよな」

『そうなんですか?何でしょうお嬢様?』

「あのね、海の幸を手に入れたいんだけど、この世界でも手に入る?」

「海ですか?」

「魚とか貝とか海藻が欲しくて!そろそろ調味料も増やしたいし、手に入れば料理の幅が広がるんだ!!」

「魚はいいニャ!お嬢様のお料理は美味しいから、魚料理も楽しみニャ!」

「海!!!そうか、盲点だったよ!!!魚は鰹節、海藻は昆布にワカメそして海苔!!お米ばかりに気を取られていた!!キラちゃんが居れば作れるじゃないか!!!」



セルジオさんに聞いたのだが、仕事組の2人が強い反応を示したんだけど、タマさん見かけどうり魚が好物なんだね、顔が輝いてるよ。パパはなぜ考えつかなかったと机に突っ伏したと思ったら、急に立ち上がって何処かに行っちゃったし…。



「セルジオさんアレ良いの?」

『食べ物の事になると、直ぐに行動するんですよ。この時ばかりは止めないようにしてるんです、後々面倒な事になるんで』

「オイラ美味いもの食べれるなら何でも良いけど」



暫くすると、何処かに消えていったカルマパパがシースを連れて、何かを持って戻ってきた。



「あら、気持ち良さそうねキラ」

「シース何か巻き込んじゃったみたいでごめんね」

「大丈夫、私も興味のそそる話だったわ」

「キラちゃん、これを持ってセーウェルに行っておいで」



カルマパパが差し出してくれたのは手紙。セーウェルはルフォンから町を3つほど通過するとある港町で漁港が盛んの海に面した町だそうです。

新鮮な海の幸が豊富に手に入るらしく、ルフォンも此処から魚などを仕入れているらしい。そこのギルドマスターがマニカさんと同じくパパの昔の知り合いで行けば色々手伝いをしてくれる様に連絡を取り付けてくれたようです。



「連絡を付ける為に何処かに行ってたんだ」

「行動力がスゲ…」

「神々之庭園(ガーデンルーム)は海も用意出来るって言ってたもんね!!私も手伝うから、色々作ろうね!!楽しみだな〜!」

『1番面倒くさい人に知られてしまいましたねお嬢様…。しかし、セーウェルはいい町ですので楽しめると思いますよ』

「そうニャ、あそこの捕れたての魚は美味しいニャ!!」

「うん、行ってみる!」

「道案内は任せて!私もよく行くから!!それに、通過する町にダンジョンも有るから楽しめると思うわよ!」

「そうなの!!楽しみ!!」



初ダンジョン!!やっぱりRPGと言えばダンジョン!楽しみ。

海の幸も期待できそうだし、ガーデンルームの中の準備ができ次第行こう。

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