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不本意ですが「悪魔様、御命令を!」  作者: ニノマエ ハジメ
第二章 風の都・ヴィントス街編
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第二十五話 密談

投稿遅くなってしまいすみません!

今回は新キャラが登場…?

「覚悟しろ! 貴様らはもう包囲されている!」


屋上に3人の人が上がって来ると同時に、そんな言葉が聞こえた。1番奥にいるのは、カロナだ。


「…都主様を、殺したな?」


「…あぁ」


僕は正直に答えた。今嘘をついたってしょうがない。


「貴様らっ、何の為に殺し…


「ふやぁぁぁぁっっっ!」


また泣きだしたミリアを見て、ただ呆然とするカロナたち。寝っ転がった状態で手足をバタつかせているので、スカートの中身が見えてしまう。


「…何だ、これは…ッ、貴様ら、ミリアに何をしたっ!」


怒りを露わにしているが、これに関しては僕も知らない。


「これは僕らも知らないんだ、残念ながら」


「嘘を付くなっ! 貴様らが魔術…いや、魔法を使ってこうなったのは分かっている!」


「いや、知らないよ。確かに都主を殺したのは僕らだけど」


カロナはなんだか煮え切らない様子でこっちを見ている。


「…都主の秘書、ちょっと2人だけで話をしたいんだが」


「カロナ様に何をする気だ…」


「煩い」


ύπνος(眠り)


ディアは警備2人を眠らせた。


「ただ話をするだけだ。決して魔法は使わないと約束しよう」


「…仕方ない」


カロナは先に下に降りて行った。


「お前は其奴の様子を見ておけ。また変な事になると面倒だ」


ディアは僕とミリアを交互に見て、そう言った。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


絶対に他人に話を聞かれない場所の代表とも言える都主室で、臨時都主と悪魔の対談は行われた。部屋は薄暗く、空気は重い。


「…話というのは」


「…あぁ、他でもない、お前自身の話だ」


臨時都主は怪訝な顔つきで、悪魔を見ている。


「つまりお前の全面的な協力を求める」


「全面的、というのはこの街に関する権限も含めてか?」


「もちろん」


臨時都主は静かに怒っている。


「そんな事が許されると思うのか…!」


「もしミリアを元通りに戻すと言ったら?」


臨時都主の顔つきが一気に困惑顔になった。


「…分かった」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「これは面白くなりそうだ…」


ボクは監視しながら、つい呟いていた。

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