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第二十六話 新契約
「んあああああぁぁぁぁぁ!!!」
…長い。ディアとカロナが下に行ってから5分、いや、数分もまだ経っていないのだろうが、やたらと長く感じる。
「うぅっ、うっ、ふんやあぁぁぁっ!」
「…ミリア、静かになんないかな…」
僕はミリアを静かにしたい一心で、ミリアの頭を撫でた。
「やあぁっ! …あぅっ? …んっ、んふっ、ふへぇ♪」
…頭を撫でられたときの反応は、おかしくなる前と変わらない。
「いひひっ、んふぅ…すぅ…すぅ…」
泣き疲れていたのか、頭を撫でられるとすぐに寝てしまった。なんだったんだよ全く…。
「…おい」
少し上で聞こえる声に反応して顔をあげると、目の前にはディアとカロナがいた。
「話は終わったぞ」
「…あぁ、」
「此奴、カロナは、俺の新しい契約者だ」
…ん? じゃあ俺との契約はどうなるんだ? まさか切れるってことはないだろうな…。
「俺との契約は?」
「もちろん継続される。お前との契約を継続した上で、此奴との契約を結んだんだ」
なるほど、悪魔の契約っていうのはいくつもすることができるのか。
「それで、カロナとはどんな契約を結んだんだ?」
「…此奴の持つ全て、それを受け渡してもらう」
…全て?
「…カロナはどうしてそれを了解したんだ?」
「…ミリアの、ミリア様の為よ」
ミリアは気持ち良さそうに小さく寝息をたてていた。




