第二十三話 爆破
2日も投稿が遅れてしまいすみません!
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「オイ、何だあの音は⁉︎」
遠くから警備の声が聞こえる。たった今容疑者を逃したのに、ここでこいつらがまた捕まってしまっては元も子もない。
「皆さん、早く逃げて下さい! 」
「…あなたは、一体…?」
容疑者の1人が聞いた。
「…正義の味方ですよ」
僕はすっかり嘘つきになってしまった。
その後警備たちが牢に来たが、魔法で全員眠らせ、上に戻った。
「…っぱ…し…なさ…」
「ん? なんか言った?」
「いや、何も」
「…そっか」
おかしいな、確かに何か聞こえたんだけど…。
「ミリア、一体何が起こったの?」
僕は何も知らないつもりでミリアに状況を聞いた。ミリアはいつもよりも不安そうな顔をしている。
「うん、なんかね? 下の牢が破壊されて、容疑者の人たちが逃げ出しちゃったらしいの。」
ミリアはもう泣きそうだ。
「しかも警備の人たちはまた眠らされてて、犯人が牢の中から魔法を使ったんじゃないかって…」
ミリアは僕にしがみついた。
「…もう嫌だよ、こんなの…」
「大丈夫だよ、警備の人たちが必ず犯人を捕まえてくれるから」
そう言いながら、僕はゆっくりとミリアの頭を撫でた。
「…うん、ありがと」
ミリアのしがみつく力が少し弱まった。僕は彼女の顎を掴んで顔の方に向かせた。
「…ミリア、後土風の刻に屋上に来てくれないか? 2人で話したいことがあるんだ」
「へっ?…分かった、1人で行くね!」
ミリアの声は、いつもより少し上ずっていた。




