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ぬいぐるみ②

 家でグータラとスマホをいじっていると、お姉ちゃんが部屋のドアを開けてきた。

「うぉい、歩果」

「どうしたの?お姉ちゃん」

「さっきゲームセンターに行ったんだ」

「またフィギュア乱獲したの?」

 毎回お姉ちゃんは大きめな袋を持って部屋に入っていく。ほとんどアニメキャラのフィギュアなんだけど。そのせいで、一時期はゲームセンターの禁止を親から言われたほど。

「いいや。今回はネコのぬいぐるみを取ってきーたー」

「ネコ……?」

「ほら、猫アレルギーだからせめて触れるようにな」

 お姉ちゃんが見せてきたのは。三毛ネコのグデーンとした感じの顔をしたぬいぐるみだ。

「えー、かわいい……」

「だろ?だから取ってきた。研ぎ澄ました感覚で3回だ」

「さすが。そつなくこなすよねお姉ちゃん」

 お姉ちゃんからぬいぐるみを受け取る。思ったよりもちもちしていて、触り心地が良かった。

「かわいい……ありがとうお姉ちゃん」

「おうおう。何度でも言え」

 これでぬいぐるみたちが増えた。

 シマエナガ、クマ、ドーナツライオン。そして、三毛ネコが増えてまたぬいぐるみたちが賑やかになりそう。

「みんな、優しくしてね」

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