表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に精通している私は目の前に異世界生物が現れても動じない②  作者: さえ
第三章 パワスポ巡り

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
14/49

2


「ユエ、ちょっとだけ待ってて」


 ユエの頭を人撫でして私は近所の服屋に走った。世界的に名を知らしめる某ファストファッションの店舗が近所にある。性別に捉われないデザインも豊富だし、子供服も手に入る。先の異世界人リオンが来た時もここで服を調達したのだった。うちにあっても仕方ないから部屋着に出来そうなもの以外リオンの服は雄真にあげてしまったが。


 人の姿になったユエはとても可愛かった。その姿なら連れ歩いても問題ないが、流石に裸という訳にはいかない。歩いているうちに開店時間を迎えていた店内に駆け込むと急いで何点か子供服を見繕い会計を済ませる。ユエが帰ってしまった後は友人の子供にでもあげればいいと無難なTシャツや半ズボン等で揃えてみた。


 家に戻ると大人しくユエはタオルにくるまり酒を飲んでいた。この見た目でお酒って何だかな、とは思ったがユエにとっては命の水だし目をつむろう。それに人ではないのだし、年齢云々の概念は通用しない。


「さ、着替えるのよ」

『窮屈だのぉ』

「夏とは言っても流石に裸で連れ歩く訳にはいかないから申し訳ないけど我慢して?」

『仕方ない、堪えよう』


 よし!完璧な幼児の出来上がりだ。


「出掛ける前に確認なんだけど、ユエの声は私以外にも聞こえるの?」

『聞かせたい者に聞かせる事が出来るぞ』

「じゃあ、私以外には声を届けないという事も出来る?」

『無論だ』

「私はだいぶ慣れたけど、頭に突然言葉が届いたら誰でも驚いてしまうの。誰かに話かけられる事があったら、おしゃべりは苦手な恥ずかしがり屋という事にするから外では私以外に声が届かないように注意してくれる?」

『ふむ、致し方あるまい。普段も誰かに言葉を届けるなど滅多にないから苦ではないしな』


 世界であり、神のような存在のユエは自分の世界を見守るだけで誰かと言葉を交わす事はないのか。ここにいる間は沢山おしゃべりさせてあげようと思う。


「私にはどんどん言葉を投げてくれて良いからね!」


 私の言葉に柔らかく笑うユエの可愛い事!





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ