【クラウド視点】可愛い後輩は実力はやはりこちらより上だが、嫉妬より可愛いが勝つ
俺はクラウド。最近我がパーティー『ルーヴルナ』に入った訳ありの後輩とずっと組んでいる仲間とともに港町のここで依頼を受けている。
Aランク任務は訳ありの後輩タナトスのおかげですぐに済み、ずっと組んでいる仲間メルセデスとリリーのおかげでタナトスが破壊した自然もすぐ復活した。
お昼には俺の奢りで甘味処に行き、今は夕方になる前にこなせそうな依頼をもう一度選びに冒険者ギルドに来た。
同じAランク任務のゴブリンの群れ(大量)の討伐を受け、群れのいる場所に行く。
今度はタナトスも対魔剣は使わずに、俺とタナトスで斬り込みに行って撃ち漏らしを後衛のメルセデスとリリーが魔法で始末して殲滅した。
大量のゴブリンの群れの死体をアイテムボックスに詰め込んで、タナトスは満足そうに笑った。
「これって人助けになりますよね」
「もちろん。討伐の依頼を受けるだけでも十分人助けだ」
「わーい」
「タナトスちゃんは健気ねぇ」
「タナトス、良い子」
俺はタナトスの頭を撫でる。
タナトスは今度は照れたように笑う。
…可愛いな。
夕飯として、食堂にタナトスを連れていく。テーブル席で、果実水を四人分注文してタナトスのメニュー選びを待つ。俺はワイルドボアのネギ焼き定食にする。
「んー、果実水は美味しいですね」
「メニューは決まったか?」
「クラウドさんと同じので!」
「わかった」
ワイルドボアのネギ焼き定食を二つ頼む。ライスとスープ付きなのが嬉しい。メルセデスとリリーはお気に入りのオムライスにしていた。すぐに注文の品は届いた。
「いただきます」
「いただきます。んー、ここのオムライスは美味しいわね」
「いただきます」
「いただきます」
俺と一緒に手を合わせて食べ始めるタナトス。その顔はすぐに喜びに溢れた。
「これすごく美味しい!ワイルドボアの肉を焼いたのも美味しいし、ネギも美味しいし、しょっぱくて辛くて美味しい!」
「パンチが効いてて良いよな」
「美味しすぎて語彙力溶けるー」
「わかる」
タナトスの頭を撫でる。
タナトスのはしゃぐ姿はなんだかとても可愛い。毎日美味しいものを食べさせてあげようと俺は心に決めた。




