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魔族であるドッペルゲンガーに転生したので、人間の国で人間ロールプレイします!  作者: 下菊みこと


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【メルセデス視点】救出

「…まあ、冒険者ギルドとの仲は……モニカお嬢様のご両親を無事救出出来れば取り持ってもらえるだろう。多分」


「多分かぁ…やっぱり私が単騎独行した方が」


「「「却下」」」


「はい…」


私結構強いんだけどなぁ。


タナトスの力のおかげだけど。


「あの…皆様、本当に大丈夫ですか?その…助けていただきましたから、恩もありますし…悲しいですが、無理に依頼を受けていただかなくても」


「「「「それも却下」」」」


「ええ…?」


さて、救出作戦だが。


「うん、あの、すごいシンプルな作戦でも良いですか?」


「なに?」


「私とクラウドさんが正面入り口で陽動。その間にメルセデスさんとリリーさんが城内に侵入。ご両親を解放してモニカお嬢様の元まで届ける」


「すごくシンプルだね」


「かつ危険も多い」


やっぱり素人の考えじゃダメかぁ…。


「だが、わかりやすくて良い作戦だ」


「え」


「それで行こうか」


「まあ、なんとかなるわよ。これでも私たちSランクパーティーだもの」


ということで、私の作戦で行くことになった。














「行くよ、リリー」


「ええ、タナトスちゃんとクラウドの陽動は上手くいってるようだしね」


城内の窓から侵入して、地下牢を目指す。


幸い城内の兵は全てタナトスとクラウドのところへ向かっている。


あとは二人がやられる前に、救出作戦を遂行するだけ。


そして僕とリリーは、途中途中城内の兵と鉢合わせしては睡眠魔法で眠らせて地下へ来た。


…正直、僕もリリーも睡眠魔法の使いすぎとバフのかけ過ぎで残りの魔力が少ない。


「…誰だ!?」


「寝てろ」


仕方なく締めて眠らせる。


気絶しただけなので大丈夫。


「モニカお嬢様のご両親はいますか?」


地下牢に繋がれているのは二人だけだったので、幸いすぐ見つかった。


「私たちだが、君たちは…?」


「モニカお嬢様の依頼で、助けに参りました」


「あの子が…」


「そうか…立派になって…」


二人の枷を寝かせた看守の持っていた鍵で解き放つ。


「さあ、逃げましょう」


「急ぎますよ、ちょっと失礼」


僕はモニカお嬢様のご両親を担ぎ上げて走る。


この方が早い。


そして僕とリリー、モニカお嬢様のご両親は無事悪徳領主の領主城から脱出した。

















「やー、陽動は上手くいきましたねー」


「全員峰打ちで気絶させるのには苦労したが…」


「これだけやればあっちもなんとかなるでしょー!」


「ふふ、そうだな。俺たちも城内に入るか?」


「えっと…あ、いや。救出作戦無事成功の花火が上がりました」


綺麗な花火だ。


よかった。


「なら、俺たちも帰るか」


「はい」


「ここの悪徳領主は…どうなるだろうな」


「まあ、なんとかなるでしょー」


「…ふ、タナトスらしいな」


こんな時でもポンポンと私の頭を撫でるクラウドさん。


ブレないなぁ。

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― 新着の感想 ―
全員峰打ち……………。 それは陽動として正しいんだろうか(・_・;) ある程度騒いで貰って他の場所にいる兵士をおびき寄せる必要が…………(-ω-;) ああ、もう中も外も兵士がいなくなっていたり?
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