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第85話 肉・夕飯

「せっかくなんで、このまま行きましょう」と美琴さん。


「何がいいですかね」とスマホを見ながらお互いにお店を探す。

「どんなのが食べたいですか?」と美琴さんに聞かれ、

「うーん。ばあちゃんのご飯ボリュームはあるんですが、あんまりガッツリしたものが少ないので、久しぶりにガッツリしたのが食べたいです。・・・・すみません、分かりにくくて・・・・」と返事をする。


「大丈夫ですよ。どんなのが食べたいか言ってもらった方が探しやすいですし」と再びスマホで探す。


『肉』『夕飯』で検索していたらしい美琴さんに「健太さん『骨付き鳥』って食べたことあります?」と聞かれ、

「骨付き鳥ですか?いやぁ、食べたことはないですね。有名なんですか?」と聞く。


「丸亀のご当地グルメで、鳥の骨付きモモ肉を焼いてかぶりついて食べる感じなんです。ガッツリメニューかなと思いまして・・・」と美琴さん。


「美味しそうですね!行ってみたいです。この時間でも行けますよね?」と聞くと、

「金曜日なので混んでるかもしれませんが、待てば入れると思います。予約が取れるかどうか電話してみましょうか」とお店に電話をしてくれた。残念ながら少し混んでるようで、予約はできなかったものの、待てば入れるようだった。


「あまりに混んでいたら他のお店に行ってもいいので、とりあえず行ってみましょうか」と車を出す。ナビを頼りに進み丸亀市に入る。目的のお店が見えてきた。


「駐車場は混んでそうですね」と美琴さん。何回か着たことがあるそうで、お店探しには困らなかった。


車を停めてお店の入口へ。流石金曜日駐車場に県外ナンバーも多く、待ちの列ができていた。


「疲れてないですか?」と並ぶ美琴さんに聞く。

「健太さんより少し歳が上ですが、まだまだ大丈夫ですよ」と美琴さん。


「そんなつもりじゃ・・・。仕事の後、遠くまで車運転してもらったので大丈夫かなって・・・」と慌てて訂正するように言う。


「分かってますよ。わざとです」といたずらが成功したような表情の美琴さん。

してやられた俺は苦笑いで返す。


「お腹空いたので、この匂いはやられますね・・・」と店の入り口を見る。


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