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第82話 事前チェック

美琴さんからのメッセージには「さっき生徒さんから連絡があって、明後日のレッスンが早く終わりそうです。夕焼けには間に合うと思いますが、どうでしょうか?」とあった。


「やったー!」思わず声が出る。


「いいんですか?行けないかな・・と思っていたので、俺は嬉しいです。週末に花火も行く予定になってますが、大丈夫ですか?」と返信する。


「出かけてばかりになっちゃいますが、私は大丈夫です。じゃあレッスンが16時半過ぎに終わるので、そのまま迎えに行きますね。1時間くらいで着くと思いますので、ちょうどいい時間かもしれませんね」と美琴さん。


「じゃあ、それで。楽しみにしてます」と俺。


やり取りを終えて(やったぁー)と思わずガッツポーズが出る。そのままの勢いで天気予報をチェックする。日ごろの行いが良い為か快晴マークで風も穏やかな様子。ネットでいろいろな情報をチェックして写真の撮り方も考えておく。



秩父が浜に出かける日の夕方。


いつもの場所で待ってくれている美琴さんの車に乗る。


「お疲れ様です」と声をかける。

「こちらこそ、急に予定を開けてもらってありがとうございます」と美琴さん。

「俺の予定なんて特にないので大丈夫です。でも、行けなくて残念だと思っていたので、本当に嬉しいです」と言うと

照れたように視線をずらして「私も、残念だなって思っていたので、行けて嬉しいです」と返事が返ってきた。


「ちょっと遠いですが、道はナビに入れたので大丈夫です。行きましょうか」と車を出す。


海沿いの道をひたすら走って、詫間から仁尾に入る。目的地が近くなると県外ナンバーを見かけるようになった。


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