表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
72/87

第72話 父の葛藤

―――― 美琴side ――――

健太さんを送って直ぐにレッスンの時間となり、石琴を下ろす時間が無く夕飯後に降ろす。疲れた一日の最後に重い石を持ち上げるのがなかなかに堪え、もそもそと降ろしているとお父さんが来た。


「こんな時間に何やってるんだ?」と聞く父親に

「この間お父さんに枠を追加で作ってもらったでしょ。ちょっと外で鳴らしてみたくて車に乗せてたの」と答える。

「こんな時間にか?」

「帰ってくるのが遅くてそのままレッスンになっちゃったから」と簡単に答えると、

「ふーん・・・・」と訝し気な返事で見つめられた。


「一人でできるから大丈夫よ」と気まずい雰囲気になる前に言うと、

「一人じゃ重いだろ」と手伝ってくれた。


その後も何か言いたそうにチラチラこちらを見ていたが、最後の一つを運び終えるまで続きの話は無かった。


「ありがとう。お父さん」と言うと、

「いや、まぁ・・・」と歯切れが悪い感じで車庫から戻って行った。


車庫から戻った父親に「どうでした?」と聞くのは美琴の母。

「どうだった?て何がだ?」と仏頂面で答える父親。


「気になるんでしょ?」と言葉少なく問いかける母親。

「お前が聞くなって言うから・・・。風呂行ってくる」と不満げに言い残してリビングを出る。


(まぁね。私も気にならない訳じゃないんですよ。でも、今はそっとしておいた方がいい気がするんですよ)と2階に上がった美琴の様子を伺う様に視線を上げる。


その頃の美琴は健太から連絡が来て、時間調整のやり取りをしていた。


「18時開始らしいので、17:30くらいでしょうか」と美琴が聞くと

「私は大丈夫ですよ。屋台がいろいろ出てるようなので、何か食べながらでもいいですね」と健太。

「そうですね。屋台なんてゆっくり見て回るのは久しぶりです。楽しみにしてますね」と美琴。


坂出駅の南口で待ち合わせをすることにした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ