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第4話

元気なじいちゃんに連れられて近くの神社に。朝とはいえ真夏の朝、じっとりと暑さがやってくる。

「おぉ、洋三さん。今日は遅いから来ないかと思ったよ」とタオルを首にかけたおじいさんが話しかけてきた。

「おぉ、源さんか。いやぁ、東京から孫が来てなぁ。今日は一緒に来たんじゃが、今どきの若いもんは朝が起きれんらしいわ。はっはっは」とじいちゃん


(ちなみにじいちゃんの名前は中山洋三。ばあちゃんは中山スエ子)


「わしらも若い時はそうじゃったじゃろ。夜おそうなっても起きとけるし、その分朝はむりじゃった。がははっ」源さんと呼ばれたおじいさんも腰に手を当ててのけぞるように笑った。


『♪チャンチャチャチャ~』


誰かが持ってきているラジカセのスピーカーから音楽が流れる。

「始まったぞ」とその場に集まった人たちがそれぞれの場所で体操を始める。


(ラジオ体操なんて久しぶりだな。いつ以来だろ高校?中学?でも意外に覚えてるもんだな・・・)


「はい、終わり。また明日じゃ。暑いけん水飲めぇよ」と周りの人たちに声をかけたじいちゃんと一緒に帰る。


家に帰ると「朝から大変だったねぇ。はい、麦茶」とばあちゃんが冷たい麦茶を出してくれた。

「おじいちゃんねぇ。健太が来るなら一緒に行って自慢するんだって言ってたのよ」

と横目でじいちゃんを見ながら笑うばあちゃん。

「え?」と麦茶を飲み干す。

「いやぁ、なんだ。夏休みにはラジオ体操だろ」と頬を掻きながら気まずそうにわらうじいちゃん。

なんだかいいなぁ・・・・


「ありがとう、じいちゃん。また明日も行こう」と麦茶のコップを置きながら言う。

「おぉ、そうか。じゃあ明日も早起きだな」とホッとしたようなじいちゃん。

(うっ、そっか・・・・。しょうがない・・・・)


朝ご飯をしっかり食べて「今日は何しようかな」と畳に転がる。

「あらあら、仕方がない子だねぇ。今日も暑いから昼はゆっくりして夕方一緒に山でも行くかい?」と食器を片づけながら話すばあちゃん。


「山?」と意外な提案に聞き返す。


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