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第23話 そのままで

「美琴さん。大丈夫です。どこ行きます?」

「うーん。どこがいいですかね?」

(じいちゃん家でご飯食べるつもりだったし財布の中身がちょっと寂しい)という俺の心の声が聞こえたのか、


「おうどんでも行きます?」と美琴さん。

「いいですね」と安心したように答える。


「じゃあ近くに花〇うどんがあるんですけど、そこでいいですか?」と美琴さん

「いいですよ」とウキウキで答える。


近くとはいえ日差しが厳しい時間の為、美琴さんの車で行くことになった。


「香川にいると、『ちょっとそこまで』でも車に乗っちゃうんですよね。東京の大学に行っていた頃は一駅歩くなんてへっちゃらだったのに」

「俺も歩くのは平気ですが、こっちに来て歩いてると、何か歩く速度が違うなって思います」と窓の外を見る。さすがの暑さに歩いている人はいなかった。


「やっぱり、そう思います?東京の人ってすれ違うタイミングとか見て歩くのに忙しいですよね」大学に行って直ぐの頃は駅の改札を通るのも覚悟が要りました」と笑いながら話す美琴さん。


近くという事もあり、話をしているとあっという間に着いてしまった。

車を停め店内に入ると、親子連れなどで賑わっていた。


何にしようか考えていると、


「かけ小そのままで」と美琴さん。

「そのまま?」と聞く健太。


「冷やかけでもいいんだけど、私は水で締めた冷たい麺を温め直さないで、そのまま熱い出汁をかけたのが好きかな。もちろん冬は温めた麺に熱い出汁ですよ」と地元民ならではの注文。


「じゃあ、俺もそれにしてみます。『かけ中そのままで』」と注文する。

それぞれ好きな天ぷらやコロッケを追加して会計。水をくむところで天かすやネギを入れる。


「ぞぞぞっ」っとうどんをすする。

「うまい!締まったうどんと温かい出汁がいい感じ。熱くないから次々食べられる」とお行儀が悪いが、口をもぐもぐさせながら言う。


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