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スローライフ配信をしてたら、相方のゴーレムがアップをはじめたようです  作者: アッキ@瓶の蓋。


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第490話 傀儡デルタちゃんとの対決配信(2)

 【オーラ】と【スピリッツ】。それぞれ異なる世界から使っているこの2つの力は、ぶつけ合うと反発し合って、最終的には爆発する。爆発しないようにするには、どちらかの力を使わないようにして防ぐか、あるいは2つの力のバランスを考えて調整するしかない。

 少なくとも、デルタちゃんに関して言えば、そういう方法でしか防げないと、私はそう考えていた。


「(なんだ、あの逸らし方)」


 あの逸らし方を分かりやすく説明するとすれば、飛んでくる弾丸を日本刀で真っ二つにするようなモノ。弾丸という、高速で飛来する小さな物体を、日本刀で真っ二つに斬るのは至難の業。

 最初に洞窟から出て来た、夜光石ゴーレムの粗さがなんだったんだってくらい、凄い技なのだ。


「このっ!」


 私は、銃を撃って、デルタちゃんに攻撃する。

 今度は銃から放つ【スピリッツ】に、ほんの少し【オーラ】を混ぜて放つ。【オーラ】を混ぜる事によって、放つ銃弾を意図的に曲げて、不規則に揺れるようにした。撃った私ですら、どう飛ぶかも分からない、ランダム軌道弾。これなら、流石に当たるでしょう。


「侵入者……排除……」


 ――じゃきんっ!!


 しかし、そんなランダム軌道弾も、デルタちゃんは【オーラ】を纏わせた剣で2つに切って、逸らして、自分の背後で爆破させる。

 おいおい、これでも大丈夫とか、マジか……。


 普通に、強いんだが?


「どうしたら、こんな精神プログラムを作れるのか、興味津々ですよ。私は」


 デルタちゃんには悪いけど、この洗脳されたデルタちゃんの中身に、私は興味津々だ。どうやったら今のような武人の動きを再現できるのか、どういう命令術式を組み込めばそれが出来るのか。もしその命令式(プロセス)がしれれば、今後のデルタちゃん達の動きがさらに良くなるに違いない。

 洗脳された事に、感謝しなければならないかもね! ……いや、それは流石に不謹慎すぎる気がする。


「侵入者……排除……」

「まぁ、会話プログラムはもう少し勉強の価値アリ、だけどね!」


 銃では、ダメだ。私はそう思って、【アイテムボックス】の中から新たな武器を取り出す。


「銃も、剣もダメなら、次はこれで勝負だ!」

「侵入者……排除……」


 私が取り出したのは、ドリル。私が【オーラ】と【スピリッツ】を込めると、ぎゅるんぎゅるんっと、勢いよく回り始める。


「【オーラ】と【スピリッツ】は、混ぜるのは危険? それで諦めてたら、錬金術師の名折れなんですよ」


 この間、私は古代兵器アルティメットBTを倒すために、【オーラ】と【スピリッツ】を混ぜ合わせて放った。結果として、それで古代兵器アルティメットBTを倒す事が出来た。

 その時に知ったのだ。この2つの力は、量さえきちんとコントロールすれば、共存する事が出来る。そして共存すれば、今以上に大きな力として扱えると。


 だからこその(・・・・・・)ドリルだ(・・・・)


 ドリルと一言で言っても、色々な形状があるのだが、今回私はツイストドリルヘッド形状を採用した。この形状の特徴は、何と言っても丸い棒に彫られた、螺旋状の(みぞ)。私はこの溝部分を2つ用意して、1つは【オーラ】専用、もう1つは【スピリッツ】専用になるように、通り道を整理した。

 この2つの通り道にそれぞれの力が注ぎ込まれ、先端で合流。そして先端にて、大きな力となって、敵を掘削する武器となったのだ。


 もっとも、本来はドリルの形状から分かる通り、土木用。正直、どんな場所でも掘れるが、超近接戦を余儀なくされるだろう。


「(相手の懐に飛び込み、その上でこの先端部分に、デルタちゃんの身体を押し当てないといけない)」


 螺旋部分は、ただの通り道になっているだけだから、戦闘力は皆無。攻撃として使えるのは、先端部分だけという、武器にしてはあまりにも心許ない。


「侵入者……排除……」

「でもまぁ、こうすれば、どうかな?」


 私はそう言って、ドリルを持っている手とは逆の手に、剣を持つ。


 剣で攻撃して、ドリルで穿つ。


「二刀流で、あんたを倒すよ! 傀儡となったデルタちゃん!」

「侵入者……排除……侵入者……排除……」


 傀儡となったデルタちゃん。略して、傀儡デルタちゃんはこちらが銃攻撃を止めたのを感じたのか、走ってこちらへと向かって来る。当然、ただ地面を走って向かって来るのではなくて、壁を使って走って来るという三次元の対応をしなければならない走り方で、だ。

 【オーラ】を纏わせて、斬りかかる傀儡デルタちゃん。当然、それに対して私は、同じく【オーラ】を剣に纏わせて、ぶつけ合わせる。


 そうするとほんの一瞬、お互いの【オーラ】が拮抗し合い、隙が出来る。

 

 その隙に、私は相手の武器に、ドリルを使って穴を開けるのだ。


 ――ぱりんっ!


「侵入者……排除……」

「武器が壊れたこのタイミングも、隙だらけで、狙い所っ!」


 武器が壊れた瞬間、私は傀儡デルタちゃんの腕にも、ドリルを当てる。

 ぎゅるんぎゅるんっという音と共に、傀儡デルタちゃんの手に大きな穴が開いて、腕はぺたんっと崩れる。


 自分でやって置いてなんだけど、自分で作った力作たるデルタちゃんの手に穴を開けるって、精神的に気まずいんだけど!

武器と言えば、色々と問題はあるのを承知したうえで

やはりドリル!!

ドリルこそ最高!!


男ですんで(;^ω^)

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