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スローライフ配信をしてたら、相方のゴーレムがアップをはじめたようです  作者: アッキ@瓶の蓋。


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434/605

第434話 対話型ゴーレム、ルター誕生配信

 私が作った魔道具【膜宇宙探査艇ブレーンワールドサーチャー】。

 この魔道具は、【アルファ・ゴーレムサポートシステム】を活用して、お目当ての世界が見つかるまで、次元そのものを切り裂く【オーラ】の技を放ち続ける魔道具である。

 【オーラ】の能力はあらゆる物を破壊し、その中で次元を切り裂くという技がある。まぁ、その切り裂いた次元の穴は一瞬で戻ってしまうのだが、何度もやればそのうち別の世界に通じるだろうという考えである。この魔道具は、そうやって物凄い勢いで次元を切り裂き続けて、目当ての世界を見つけ出す。具体的には、1秒間に10回のペースで、ただ次元を切り裂いて、お目当ての世界が出るまでやり続けるという魔道具なのだ。


 まぁ、『下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる』という事ですね。うん。


 のんびり気長に、お目当ての世界が出てくるまで回し続ける【膜宇宙探査艇】ガチャ。

 その結果が、まさか稼働した翌日に、お目当ての世界が見つかるとは思いもしなかった。


「"全ての人間が守護霊と共に成長する魔法世界"ですか」


 【膜宇宙探査艇】が見つけ出した世界は、全ての人間に守護霊が宿っているという魔法世界。

 人間は生まれつき守護霊と呼ばれる半透明の生命体が宿っており、魔法を使えば使うほど、その守護霊がどんどん強くなっていく。火属性を使えば赤く、風属性を使えば青く、土属性を使えば黄色く、水属性を使えば黒く、そして"金属性(・・・)"を使えば白くなるのだそう。……金属性ってなに?

 ともあれ、魔法を使えば使うほど、守護霊は大きく、強靭に、そして強くなっていくという世界だ。


 世界発見と共に、【膜宇宙探査艇】はその次元の穴が閉じる前に、ワイヤレス機能搭載の魔道具を放っておいた。ただただ消えないように、人が居ない場所を求めて、だけれどもこちらの世界との通信は繋げるという代物である。

 その結果、その"全ての人間が守護霊と共に成長する魔法世界"と、この【膜宇宙探査艇】は通信という形で繋がっている。


「そして、その向こうの世界の知識を蓄える書物型魔道具【グリモワール】」


 こちらは、ただ知識を蓄え続ける魔道具。周囲の知識を吸収する能力に特化しており、蓄えられた知識は文字として、この書物に書き記されていく。この魔道具を使って、【膜宇宙探査艇】が送って来る"全ての人間が守護霊と共に成長する魔法世界"の情報を記録させ続ける。

 あとは、この【グリモワール】の知識を検索して、良い感じに対話させるためのゴーレムとして再構築すれば――


「完成っ! 対話型ゴーレムの【ルター】ちゃんです!」


 私が作り出したのは、手乗りサイズの板のような姿のゴーレム。対話する事に特化しているため、他のゴーレムのように人型にする必要がないと思って、板のような形にて作ったという訳だ。

 ちなみに、ルターという名前にしたのは、私の前世の知識にある宗教者マルティン・ルターから名付けている。対話型のゴーレムなので、人と話し合って悩みを聞く宗教者の名前を名付けておいたのである。


「ヘイ、ルター。動作テスト、開始」

『はい、創造主様。ルター、起動開始します』



 ――ピピィィィ!



 板の形をしたゴーレムであるルターから、起動音が鳴り響く。鳴り響くと共に、板の上に銀髪の美少女の幻影が浮かび上がっていた。

 ……おかしいな。こんな少女の幻影を起動させる機構、組み込んでいないのだけど。


『ルター、起動しました。動作テスト、全て正常(オールグリーン)。同時に、向こうの世界の知識により、守護霊の再現を確認しました』

「この美少女の幻影、守護霊の再現ですか」


 "全ての人間が守護霊と共に成長する魔法世界"の知識を得る事によって、疑似的な守護霊の生成に成功したという訳か。知識を得るだけで、こんな能力が発現するとか、凄いなおい。


「その他に、何かできそうな機能はあるか?」

『はい、創造主様。向こうの世界の人間のように守護霊を降臨させて関連付けるというのは無理ですが、人間の魔力を守護霊という形で可視化できると、提案させていただきます』


 なるほど、守護霊を付けるのは無理、と。あの世界の守護霊(それ)、すっごい便利そうだと思ったんだけどなぁ。要するに、めちゃくちゃ強い守護霊を背負っている人は、魔法の腕が物凄く強いという、そういう分かりやすい指標になっているんでしょう? めちゃくちゃ良いなぁって。

 けれどもまぁ、守護霊という形で魔力を可視化するのは、面白いと思う。自分の魔法がどれだけ強くなっているのか、それを分かりやすい形で見せてくれるのは嬉しいよね。


「早速、試してみようか。ルター、私に対してその能力を使ってみてくれ」

『了解しました、創造主様。【守護霊可視化シークエンス】、起動』



 ――ピィィ!



 眩い光が、私を包んだかと思うと、私の背後に大きな人間のような幻影が出て来た。なるほど、これが私の守護霊か。


 赤、青、黄色、黒……どれも順調に育っているようですね。ただまぁ、赤と黄色が少し薄い気がしますので、該当する火属性と土属性の訓練を後でやっておきましょう。

 あと、白色はなかった。……だから、金属性ってなに?

向こうの世界は、五行思想を採用しています

火属性は赤、風属性は青という風に


水属性が黒で、風属性が青な事に違和感が( ;∀;)

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