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間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜  作者: 舞桜
第6章 少年期〜青年期 学園6学年編

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67話 何があっても親は親


 何はともあれ、そんな成り立ちの僕とソルの間には以前の“最高神“として強力な力を持った“大神“の魂からなっているからか、互いが考えていることはすぐに分かるし、念話のように心の中での会話が可能で、強い妨害に遭わない限り次元を超えた距離でも会話することもできる。

 他にも魂の繋がりが強いせいか、それぞれがどこにいようと必ず居場所が把握できて、なんなら、あまり離れすぎると違和感が凄いので、常に一緒にいることが多かった。

 それほど強力な“大神“の魂は、地球でも良くある“双子の神秘“という感じの特性を持ったまま、何度も様々な形で生まれ変わったことで徐々に力は失いつつも、その繋がりは今世まで完全に断ち切れる事なく根強く残っていた、いや、むしろ今世は、前世の科学が発展していた世界の地球にいた時より、剣と魔法のファンタジーの世界であるジェムシードに生まれ変わった事で、再びその絆が強くなっていた・・・


僕&ソル((だから、僕達は生まれる時も、死ぬ時も、常に一緒だったんだけどね・・・))


 と、これまでの自分達の人生を振り返って少し気分が沈む僕達・・・・



 神としての自分達の成り立ちの件で、両サイドの家族が驚きで固まって間、少し自分達も思うところがあり、考えに耽っていると、いち早く驚きのフリーズから復活した父様が、顔を強張らせてお母様にこう聞いた、


父様「・・・ふ、2人のもと?になった魂が、先代の“最高神様“の身体と魂だったとは・・・そ、それは、この2人が元の“最高神様“の意識や能力を継承していたりは・・・」


 と、自分の予想が外れて欲しい、と願うように恐る恐るそう聞いた父様の質問に、お母様は、


お母様「いいや、それは無いよ。そう言ったものは全て、僕の中にあるからね・・・だから、“ジジイ“、じゃなかった先代の、“自分を無に返してほしい“と言う願い通り、僕は躊躇なく、空っぽになったその身体と魂を2つに割ったんだ・・・この子達は本当にまっさらな状態から神としての役割と能力を与えて僕が生み出した、だから、先代と同等の力は持って無いし、先代と同じ役割など全く引き継いでは無いから・・・

 ・・・そして、間違いなく、君達もこの子達の生みの親で間違いないから、そう恐れなくていい。「「「「「っ・・・」」」」」 ビクッ!

 魂とは全て循環しているから、たまたま君達のもとにこの子達の魂が宿ったそれだけのことさ、僕がこの子達の生みの親であるのと同時に君達も産みの親である事は間違いない、僕は君達からこの子達を、この子達との思い出も奪いはしないよ。

 むしろ、これまでこの子達を育ててくれて感謝しているし、これからもいつも通りお願いするよ・・・」


「「「「「・・・っ、こちらこそ、ありがとうございますっ・・・」」」」」


母さん「本当にっ、本当にっ、私のような立派な母親と言えない者の元に、大事なお子様を授けていただきありがとうございますっ」


母様「私のような不甲斐ない者を、母と認めて下さり感謝申し上げますっ・・・っ・・・」


梓おばさん「私も、母と認めて頂けた事、嬉しく思いますっ・・・」


 恐る恐る父様が聞きたかったのは、自分以外の僕とソルの前世、今世の両家族が気にしているであろう悩み、それは、自分達が産み育てて来た子供が、元、とは言え、“最高神“の身体と魂を使った上位の神だった、そんな敬うべき神々をただの人間でしか無い自分達が気軽に育てたなどと言って良いのか?許されるのだろうか?そう言うと不敬に当たるのでは?

 他にも、その“最高神“としての意識が残っているのでは?

 お役目等の関係も継続されているのか?もしそうなら、これからまた神としてのお役目に戻らなければならないのでは?

 そして、これからはどう接して行けばいいのだろうか?そもそも、これから自分達と関わりを持ってくれるのだろうか?持たせてくれるのだろうか?と言うもの。


 そんな両家族の悩みをすでに“読んで“いた母様は、全て先回りして、ゆっくりとでもしっかりと優しい口調で、諭すようにそう言って、これまでの僕達との思い出を肯定し、何一つ奪う事はしない、むしろこれからもよろしくと言って、両家族の全ての悩みを簡単に解決してくれた。

 それを聞いた両家族が緊張が解けたのか、ボロボロと涙し、次々にお母様に感謝を告げた。


 両家族の悩みで特にこの件を気にしていた母親陣は、お母様からの言葉がとても嬉しかったのだろう、涙が止まるのに少し時間がかかったが、なんとか泣き止むと、色々とお直しする為にお手洗いに、それが終わって再び席に戻って来た時には、先程までの不安そうな表情から一変し、安心した様子でにこやかに笑っていた。


 その様子を見た僕達も一安心していると、


 くぅぅ~~~っ!


 と、どこからか、可愛いお腹の音が鳴った。


「「「「「!!?」」」」」


お母様「おやおや?誰かがお腹を空かせているようだね?まぁ、確かに、時間的にお腹が空く頃だ、ひとまず休憩を入れようか、それに、子供達には退屈な時間だったろうし、ご飯を食べたら、遊具がある場所を案内させようね」


「「「「「うふふっ」」」」」


 と、お母様の提案でそれまで僕達の後ろの方で待機していたサスナ達が動き出し、ビュッフェ式の昼食の用意をし出した。

 これは、僕達の作戦の一つで、そもそも、この“神域“に来る前が11時ごろ、なんやかんやしていると、とっくにお昼ご飯の時間を軽く越すだろうと予想して、ある程度、自己紹介や子供達に聞かれても問題ない範囲説明などをこなした所で昼食を挟んで、その後の話は、話の内容が理解できない年頃の子供達が退屈するとかわいそうと言う理由をつけて、遊具がある場所を案内させて、この場から引き離そうと言う段取りだったので、今の可愛いお腹の音はとても良いタイミングだった、そして何より、張り詰めていた緊張感が一気に和らいだので行幸とも言える。

 あと、お母様の提案を聞いたお子様達、特に10歳未満のお子様達は嬉しそうにしていた。

 *余談として、お腹の音が鳴った方向は地球サイドのお子様達の誰かとだけ言っておく・・・( ・∇・)


 そうこう、している内に、昼食のセッテングが完了し、お母様の合図で昼食会が開始、メニューはかなり幅が広く、大人から子供までが好きな料理が並べられたので、好き嫌いが激しい前世の甥っ子姪っ子達でも問題なく和気藹々と楽しく食事を食べれているようだ・・・

 そして、約15分後、食事もそこそこにお子様達は自分達が目をつけていたデザートへと突入、ビュッフェ式なのでデザートも好きなものを好きなだけ、食べられるとあって、スイーツが好きなお子様達はそこで話が弾んだのか、僕達の思惑をよそに、急激に仲良くなって一緒にデザートを食べ始めた。


「おや、おや、仲をとり持つ必要がなくなったね。しかし、人見知りの雪也が積極的に初対面の子と話すなんて珍しい・・・」


前世の妹・幹子「よねぇ~、普段は自分から近寄りもしないのに、今日はやたらお兄ちゃん面するじゃん」


前世の姉・亜実子「アレかもね。こっちの従兄弟達より小さくて大人しいから、庇護欲が湧いてんじゃない?」


幹子「あー、そうかも、こっちの子達は元気すぎるからねぇ~」


「だねぇ~、本当、皆んないつの間にか大きくなって、抱っこさせてくれないんだろうなぁ~」


前世の妹2・藍子「うん、無理、無理、抱きつこうとしたら凄い勢いで避けられるよぉー」


「残念・・・む、いや、今の僕の身体能力なら、ワンチャン隙を狙って・・・」


「「「「「コラコラ・・・」」」」」 「「「「「お巡りさんこっちでーす!!W W」」」」」


 と、子供達の様子を見ながら前世の兄弟達とわちゃわちゃ話していると、


前世の姪・まどか「えっ!、アトリー君姿の“おばマ“ならむしろこっちから抱きつきたい!!」


親世代「「「「「へっ!?」」」」」


前世の姪2・媛子「あ!!それなら私もー!!」


前世の姪3・こと「私はアトリーちゃんなら抱っこされてもいいー!!」


前世の姪4・すず「私もーー!!」


「こ、これがモテ期っ!!??」


 前世で年下の妹達も頬ずりして可愛がるほどの子供好きの僕は、前世で小さかった甥姪が大きくなったことで、成長と共にそんなスキンシップも徐々に嫌がられるのを分かった上で会話をしていたのだが、その会話に突然入ってきた姪っ子、“まどか“本人から何故か抱きつきたいと言われて、その意外な反応の言葉に親達は少し間抜けな驚き方をしていると、“まどか“に続くように他3人の姪っ子達が次々手を上げてスキンシップO Kと言い出した。

 その言葉に僕は“はわっ!!今世初のモテ期か!?“と喜んでいると、


前世兄弟「「「「イヤイヤ、イケメンに抱っこされたいって願望があるだけだから・・・」」」」


 と、速攻でツッコミを入れられた・・・


「ちっ、分かっとるわい!!少しの間だけでも喜びを噛み締めさせろよなっ!!」


ジェムシードサイド「「「「「ア、アトリー???」」」」」 「「「「「・・・アトリー様???」」」」」


「あ・・・」


ソル「咲子、いや、アトリー、言葉に気をつけて・・・」


「いや、忠告遅くね?」


 前世の兄弟達との素のやり取りをうっかり見せてしまった僕に、今更と言う感じでソルが忠告してくるが時すでに遅し、僕はもう猫被りをやめてソルをジト目で睨みつけた・・・


母様「・・・アトリー、貴方が何匹も猫を被っていたのは薄々分かってはいたけど、前世での貴方のご兄弟とのやり取りはとても楽しそうだわ。だから、うちでももっとそんな風に砕けた口調でも良いのよ?」


「あ、いや、その、はい、この口調は流石に貴族の生まれとしてはいけないと思って、それにうっかり他の貴族に聞かれたりしたら足を引っ張られるし、顔にも似合わないかなぁと思ったので・・・」


父様「確かによその人の前ではダメだけど、身内の前でなら良いと思うよ?」


「うー、はい、・・・うん、分かった父様・・・」 モジモジ・・・


 僕の今の口調を注意するでなく、もっと、家の中でも砕けてくれた方が良いと言う両親の言葉に、僕は、まぁ、なんだ、その、面映い?って感情が出て、少し恥ずかしさでモジモジしてしまった・・・

 その様子を前世の家族に揶揄われたがそこはまるッと無視したよ!!


 その後、何故か僕の子供達を愛でたいと言った会話からでた流れで、“アトリーに抱きつき隊“と言うのが結成され、食後にアトリーの姿に戻って、姪っ子達、だけではなく、何故かその場にいた女性陣と、今世の甥姪達からも抱きつかれた僕でした。(ある程度の年齢からの女性陣達には両手を上げた状態で抱きつかれるだけで、ちっとも面白くないっ!!あ、でも、ちびっ子達からの抱っこのリクエストにはしっかり答えたよ?ほっぺたプニプニでめちゃ癒された!!後、それにソルも巻き込んだのは言うまでもないよねWWW)


(あれだね。僕は自分をマネキンだと言い聞かせたね・・・(*´ー`*))


ジュール『どんまい』


(くっ!!( ゜д゜)) わしゃわしゃっ!!


 全話でのジュールの適当な慰めに僕は悔しがりながらも、ジュール本人をワシワシと撫でまわし、その悔しさを発散した。


 そうして、暫く食後のお腹後なしが終わる頃、未成年の子供達を対象に遊具がある方に移動するよう呼びかけると、


まどか「えっ!!??なんで私達も遊具の方に行かないといけないの!!??」


 と、仁以下の前世での甥姪達から大ブーイングが来たのだ。


「まどか、これからの話は少し、いやかなりセンシティブな内容になる、それを貴方達に僕は聞かれたくないし、それを聞かれて嫌われたくない、だから今は我慢して、他の小さい子達の面倒を見ていて欲しい、駄目かな?」


まどか「っ!!アトリー君、いや、“おばマ“!アトリー君の顔でそんなお願い事するなんてずるいっ!!!」


「ずるいのは分かってるよ。でも、そうしないと言うこと聞いてくれないだろう?」


まどか「う゛ぅ~~~っ!!分かったよっ!!今は聞かなかったら良いんでしょっ!!でも、後で母さんから聞くのは良いよね!?それじゃなきゃ行かないから!!」


 “まどか“達が僕のこの顔に弱いと分かっていて、この顔を最大限活かし困ったように眉を下げ首を傾げつつ、あざといお願いの仕方をした。そしたら、ずるいっとか言いつつも最後にはお願いを聞いてくれた“まどか“達に、


「ふふっ、それは君達の親御さん次第かな?でも、ありがとう、皆んな、ふふっ」


 と、笑いながら返すと、


媛子&まどか「「う~~~っ!ずるいぃ~~!!でも、許すっ!!」」


(あ、許してくれるんだ・・・( ・∇・))


 最後の最後までぶちぶちと文句を言っていたけど、他の年下の子供達の手を取り、遊具の方に案内されて言った姪っ子達を、微笑ましく残った大人達と見送った。


(10歳以下の子供達は話が長くなると言ったら、あっさり遊具で遊ぶと言って嬉しそうに行ったよ・・・どこの世界でも、大人の話が長いのは飽きるもんだよなぁ(*´Д`*))












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 大丈夫?神界の食べ物を食べたせいで現世に戻れなくなったりしない?
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