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「❤️彼女の妹 彼女の親友 Ⅰ」黒のストッキング姿の長身美少女の彼女の妹が突然部屋に上がり込んだ夜。机の下で絡みつく白い脚、迫るゴスロリ。  作者: ⚓フランク ✥ ロイド⚓
第4章 彼女の姉 彼女のママ

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第8話(5) ニューヨークの彼女たち、敵は誰?

《《12/19 (土) 午後》》

《《ハワード&ニック探偵事務所》》


 探偵事務所の応接室には、凜花と遥の二人が残されていた。


 真理子とアンヌはニックと共に外出し、ハワードも別の用事で不在。


 マリーだけがデスクでPCを無茶苦茶に叩きながら、何かを調べている。


 マリーが突然振り向いて、機関銃のような早口で言った。


「凜花、ちょっと聞きたいんだけど——ミシェルという……@!#% @^ %&^&&(&(&)?」


 凜花には「ミシェル」という単語だけが聞き取れた。しかし、それ以外は何を言っているのか、何を聞きたいのか、さっぱりわからない。両手を上げて首をブンブン振った。


「え、待って待って!早口すぎて全然わかんない!」マリーはため息をついた。


 凜花が苦笑しながら遥に言った。

「ねえ、遥、私さ……ニックとマリー、ハワードの英語、よくわっかんないのよ。早口で……」

「受験英語じゃ役に立たないもんね。私も、知ったかしているけど、半分くらいしかわかんないわ……」

「このままじゃあ、真理子にまた『幼稚園軍団』って言われるわ!NYで、実の姉の調査なのに、このままじゃあ……」

「あ!凜花!iPhone!」

「え?」

「標準で音声・テキストの翻訳アプリがあるわ!」

「それよ!それ!」


 凜花がスマホを素早く取り出して操作した。脳筋なのに機械の扱いは意外と速い。


「よし!え~っと……」凜花が翻訳アプリに向かって少し大げさに話す。「マリー、今、ミシェルがなんとかと言われたみたいですが、ご質問はなんだったんでしょうか?」


 合成音声が流暢な英語でそれを読み上げた。


 マリーが振り向いて、再び機関銃のように早口でまくしたてた。


 翻訳アプリが即座に日本語で通訳した。


「凜花、今、FBIサイトをハッキングしているんだけど、高橋彩花関連で、ミシェル・ワイズマンというFBI訓練生が引っかかるの。ミシェル・ワイズマンって知らない?」


 凜花の目が大きく見開かれた。

「ミシェル・ワイズマン……ミシェル……そ、それは!姉の彩花が関わった2018年のミネアポリスの暴行事件の被害者が、確か、ミシェルと言いました。苗字がワイズマンかどうかはわかりません」


 マリーの目が輝いた。

「……ミネアポリス……暴行事件……未成年が関わっていて、一般公開されず……あ!あったわ!ミシェル……ワイズマン!ビンゴよ、凜花! 話が繋がったわ!」


 マリーがハッキングで掴んだ情報では、ミシェル・ワイズマンがFBI訓練生として彩花の論文を追っていた。そして、ミシェルの現在は、FBI訓練生……もっと、ミシェル・ワイズマンを洗わないといけないわね、とマリーは二人に英語で言った。翻訳を聞いて、コクコク頷く二人。


 スマホは勝手にマリーと凜花・遥の会話を自動で通訳し続けた。


「遥!すごい!マリーの話がわかった!」

「凜花、あのね、今はスマホを使ってもいいけど、やっぱり、これは良い機会だから、マリーの会話をよく聞いて、英語の勉強をしようよ。カミオカンデの研究だって、論文は英語、海外の発表も英語でしょう?」


 スマホの通訳を聞いて、マリーは、この遥はしっかりしていると思った。カミオカンデ?検索した……この二人は、物理学の学生?頭はいいようね?


「ねえ、遥、英語が上達したら、NYでナンパされても対応可だね!」

「……悠馬は?」

「ナンパされるだけよ!」


 マリーは頭を振って、PC作業に戻った……。


《《敵は誰?》》


 真理子もどこに行っていたのか、戻ってきた。

「凜花、遥、マリーの邪魔をしなかったわよね?いい子にしてましたか?」と日本語。凜花のスマホが勝手に翻訳した。

「マリコ、凜花が思い出してくれたお陰で、つながったわ。高橋彩花関連で、ミシェル・ワイズマンというFBI訓練生が、高橋彩花をFBIのデータベースで探っていたのよ。それが、2018年の彩花の暴行事件の被害者と同一人物なのよ」

「なるほど……マリー、FBIの訓練生よね?彼女が単独で調査している段階?」

「……ちょっと待って」とPCを操作した。「ええ、彼女以外、連邦捜査官の部署で彩花に注目しているところはないわ」


「ということは、やっぱり、2018年の事件が関係しているわけよね?ミシェル・ワイズマンの背景情報は?」


「今調べた。暴行事件……これは未成年保護でこう書いてあるけど、ミシェルは、同級生二人に強姦されたのよ。それを助けたのが彩花。それで、ミシェルは事件の後、アンソニー・ミドルスクールを退学して、別の中学に進学、高校を卒業、ニューヨーク市立大学(CUNY)の傘下にあるジョン・ジェイ刑事司法大学に進学、現在も在籍中。犯罪心理学を専攻。それで、指導教官のコネで、FBIのインターンシップに入り、FBIの行動科学課との連携プログラムを通じて訓練生の資格を得た、という経歴」


「中学時代に強姦された女の子が、大学で犯罪心理学を専攻した。普通、心理学の道を選ぶのに、FBIの行動科学課を通じて、FBIの訓練生になった。こういう女の子をマリーはどう思う?」

「……暴行犯への復讐じゃない。彼女が選んだのは、性犯罪の防止」

「そうよね。彩花とは対極にある」

「彩花とは対極?私は聞いてないけど……」

「まあ、忘れてちょうだい。契約に含まれてないものね。でも、ひとつだけ。彩花がやろうとしているのは……性犯罪者の去勢……」

「そこか!ミシェルは、どうやってか、彩花のしようとしていることを嗅ぎつけた?それを止めようとしている?」

「マリー、ビンゴよ」


 遥が、「真理子、FBIの行動科学課ってなんですか?」と聞いた。

「FBIの行動科学課はねえぇ~、『羊たちの沈黙』って映画があったでしょう?」

「見たことが……あ!そうか!」

「遥、あ!そうか!ってなんだよ?」と凜花。

「凜花、『羊たちの沈黙』ってね、プロファイリングがテーマなの。プロファイリングとは、犯罪現場の状況や証拠から犯人の特徴を推論する捜査手法。映画では、ジョディ・フォスターがFBI訓練生のクラリス役で、強姦魔の連続殺人事件を追う。アンソニー・ホプキンス演じる刑務所に囚役されている精神科医で殺人鬼のレクター博士の助言で、バッファロー・ビルという気狂いを追い詰めるの」

「……真理子、それって、ジョディ・フォスターがミシェル?」と凜花。

「そうそう。で、レクター博士がア・ヤ・カ……」

「……」


「マリー、今、財団のビルの方の担当者と会ってきたの」

「マリコ、そんなに簡単に会えるの?」

「あらぁ、私のパンツ見せないでも、持っている情報だけで会ってくれるわよ」

「パンツ?」

「こっちの話。それでね、私もミスったわ。もう、財団のビル側は動いていて、アヤカを自分側に取り込むために、拉致しようとしている。財団のM女史側は、彩花が研究を続けられるように、身辺保護しようとしている。あっちも私の情報を頼りに調べたのね。こうなるとは思わなかったわ」

「マリコ、ちょい待ち!あんたのスポンサーは、ビル側でしょ?だったら、あんたに雇われている私たちは、ビル側につくって事?」

「いいえぇ~、私たちとハワード、ニック、あなたは、私の下なのよ。契約は私とあなたの事務所だもん」


「……じゃあ、どうするのよ?」

「マリー、契約書に追記事項を入れましょう。『ハワード&ニック探偵事務所』は、雇用主の指示に従い、高橋彩花の身辺保護を行うこと、って。追加費用はハワードと話すわ」

「ちょい待ち!それじゃあ、ニックと私じゃたんないじゃん!」

「だからぁ~、ハワード社長も加わってもらうわよ。ボーナスもはずむわよ、マリー」


「……まあ、金になるならいいかぁ~、でも、高く付くわよ?」

「ビルは、エプスタイン文書に名前が載っていると言うじゃない?だったら、私のパンツと中身を見せれば、後、400万ドルぐらい出すわ。足りなきゃ、そうね」と凜花と遥を見た。「凜花と遥のパンツと中身を見せればいいのよ」え?私たち?

「……マリコ、何を言っているのか、さっぱりわからないけど、金が用意できれば、文句はないわ」

「世の中、お金ですわよ?」

【注意・免責事項】


※本作に登場するすべてのキャラクターは18歳以上です。

※制服・女子高生風衣装・部活動ユニフォーム等の描写はすべて演出上のコスプレ要素であり、現実の未成年を描写したものではありません。

※当シリーズの作品はすべてフィクションであり、実在の事件・人物・団体とは一切関係ありません。

※作中に描かれる出来事は、詳細な描写を意図的に抑制しています。

※本作は医療・倫理・社会的テーマを扱うフィクションであり、特定の思想・行為を推奨するものではありません。

※性的・暴力的要素を一部含みますが、描写は必要最小限に留めています。

※苦手な方は閲覧をお控えいただくことをおすすめします。

※本作は法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。

※飲酒・喫煙の描写が含まれます。

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