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PROJECT・NOVA ~英雄たちの輪舞~  作者: たい平


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23/33

#23

模擬戦が始まる前、カガミとエムジーはムックとベンベンからとある指令を受けていた。


「俺達が模擬戦でのキメラ役ですか?」

カガミがムックにそう聞くと

「そう。普通に戦わせても、恐らく連携なんて取れないだろうからね」

「やるのは構いませんけど、俺達の機体で戦ったら直ぐに模擬戦終わりますよ」

エムジーが疑問に思いながら言うとベンベンは

「それでいいんだよ。恐怖を与えて嫌でも連携を取らなきゃいけない状態にするのが目的だから。ただし倒していい機体の数は、3機まで。ダメージならいくら与えてもいい」


そんな事を言われ2人は基地のまだ開発途中の通路を機体で移動し、森の近くに出るエレベーターに乗り込む。

開始合図を聞き暫くして撃ち合いが始まるとハルから

「2人共あと15分後位に行動を開始して」と連絡がくる。

その間カイヤナイト基地にも中継しているlive映像を、アルダートとイヅナのコックピットの中から見ていた。

【あ~あ~、後ろに籠り過ぎ。射程が届いてないぞ】

エムジーは上空から撮影されている映像をみながら、模擬戦参加者の動きを見てダメ出しをしている。

【使えそうなヤツは居るか?エムジー】

カガミが聞くと

【居ないな。個人的に強いヤツは何人かいるけど、集団戦が全員出来てない。ほら見ろ!後ろ取られてる。なんでコイツは援護してやらないんだよ!?】

【こりゃ結構追い詰めなきゃダメかな】

【カガミ、今映ってる奴らは俺が痛めつける。コイツ等の動き見てるとイライラする】

カガミは(エムジーに目を付けられるなんて、運の無い奴らだ)と同情した。


そして現時刻に戻る


【クッソー!コバルトのパワーで、イヅナとどうやってやり合えってんだよ!!!】

ベルナール機はイヅナのペイントロッドを受け止め、鍔迫り合いに持ち込んだものの機体の出力差があるせいか、確実に後ろに追いやられる。

その横からメリッサ機がイヅナにペイントロッドを振り下ろす。

カガミはそれをイヅナの左腕に装備されている盾で防ぐ。

【今よ!】とメリッサが言うと

【オンドリャー!!!】と叫びながらジョン機が、更にイヅナの背中側からペイントロッドで襲いにかかる。

それをコックピットのモニター画面で確認したカガミは、ベルナール機とメリッサ機を弾き飛ばし、後ろから迫るジョン機を回し蹴りで蹴り飛ばす。

そこに更にジョセフ・ヴァレリー・ラッセルの3機が、イヅナにペイント弾を集中して撃つ。

飛んでくるペイント弾をイヅナが盾で防いでいると、その隙を見てメリッサ達は距離を取りイヅナから離れる。

【成る程。制限時間までこれを繰り返す気か。でもまぁそうなるよな】とカガミはメリッサ達の動きを見て時間稼ぎに集中することを理解する。

【せめて2機撃破すれば楽なんだけどな~】と愚痴る。

カガミが何故1機も倒せずにいるかというと、それには理由があった。

それは模擬戦開始前に、ベンベンの指示で

「2人には模擬戦で撃破していい数を限定して貰う。3機まで撃破していいけどそれ以降は痛めつけるだけで、撃破を禁止する」


【でなきゃ戦力差が出過ぎて模擬戦にならないって分かるけど、これはいくら何でもキツ過ぎる。無闇に攻撃するんじゃなかった】

カガミはメリッサ達を追って来る途中に、襲い掛かってきた機体を3機機能停止させているため、これ以上の機体撃破が許されない。

そのせいでカガミは、メリッサ達の機体ダメージを計算して戦わなければいけない状態に陥る。

勿論メリッサやベルナール達は、そんな事など知らずに容赦なく攻撃してくる。

いくら機体の性能差があるとはいえ、相手の機体を機能停止させる事が出来ず、尚且つ周囲を囲まれれば断然カガミが不利になるのは当たり前である。


【なぁ、よう。】

【なんだ!】

ラッセルが吞気な声でジョセフ声を掛けたが、ジョセフは余裕が無いのか声を荒げて返す。

【あの…カガミ?隊長だっけか。強いんだよな?】

【当たり前だ!この数相手に、御一人で押し返しているんだぞ。戦って何も感じないのかお前は!?】

【逆逆。戦ってるからこそ、おかしく感じるんだろ】

【はぁ~?!本当に何を言ってるんだ、お前は】

【あぁ~。説明するの面倒だなぁ。…いっちょやってみるか。姉貴前に出るぜ】

ラッセルは持ち場を離れ、前でイヅナと距離を取りながら戦っていたメリッサ達の横を通り過ぎ、イヅナに接近戦を挑む。

【ラッセル!アンタ何を勝手に行動してるの!!陣形を崩すんじゃないわよ!!!】

【カガミの兄貴に1人で挑むなんて無謀だ。ジョン!フォローに入るぞ】

【分かった】

メリッサ・ベルナール・ジョンがラッセルの後を追い援護に入り。

【全く勝手が過ぎる】

【文句は後回しだ。俺達も行くぞ!】

ジョセフとヴァレリーもイヅナに近づき、至近距離でペイント弾を撃つ。

そんな事などお構い無しに、ラッセルはイヅナにペイントロッドを振り回す。

それをイヅナはバックステップしながら、華麗に避ける。そう避けるだけである。

それを見て何かを感じたラッセルは

【俺のギャンブラー魂が、どうしても試せってささやいてんだよな!】

ラッセル機はスラスターを吹かしイヅナに突撃したが、ペイントロッドを見事なまでに斬り上げられ、ラッセル機の手からペイントロッドが離れ宙を舞う。

誰が見ても殺られると思った状況だったが、イヅナは攻撃を避けるが如く後ろに下がり距離を取った。

それを見たラッセルはニヤリと笑い【ビンゴ!予想通りだぜ】と喜ぶ。

【なに?!どう言うこと】とメリッサが困惑していると

【姉貴!コイツ…】

【カガミ隊長と呼びなさい!】

【あっ!悪りぃ悪りぃ。カガミ隊長なんだけどよ。事情は知らねぇが、俺達に止めを刺せないみたいだぜ】

【何をバカな】とジョセフは言ったが、ヴァレリーとジョンは

【成る程。それなら俺達がここまで粘れているのにも、納得がいく】

【おかしいと思ったぜ。機体の性能差がある上に、俺達を殺れるタイミングなんていくらでもあったからな】

【なら逃げ回るのは止めだ!このまま押し切ろうぜメリッサ】

【えぇ。距離を取りつつ、イヅナを囲む。私とベルナール機で先に仕掛ける。続け!!!】

メリッサ機とベルナール機がイヅナに再びペイントロッドで斬りかかり、ジョセフ機とヴァレリー機で至近距離で援護射撃をする。

さすがのカガミも防ぎきれず、スラスターを全開に吹かして後退した…が

【逃がさないっすよ、隊長さん!】

【俺達の実力を見せます!】

気付くとラッセル機とジョン機が、イヅナの背後に回り込みペイントロッドで斬り掛かってくる。

カガミは【マズイ!】と口にしつつもスラスターを一気に切り、機体が背後に倒れつつも地面を転がりつつ再度スラスターを無理に吹かし立ち上がる。

【マジか!】

【あんな避け方アリかよ!】

ジョンとラッセルが驚いて、動きを止めていると

【バカ!戦闘中に動きを止めてどうするの!!】

【カガミの兄貴相手にしてんだぞ!こんな事で一々驚いてんじゃねぇ!!!】

メリッサとベルナールは、カガミに休む暇を与えないとばかりに、再度攻撃を仕掛ける。

【チッ!せめて何機か倒せれば!!!】とカガミがイラついていると左右からペイントロッドで斬りかかられ間一髪防ぐと、急に模擬戦をしている森中にサイレンが鳴り響く。


ジョセフが【試合終了の合図……って訳じゃない…よな】と考え込むように言う。

【えっ!?違うん?もう疲れたから、終わりでいいよ、オレ】

【そんな訳にいかないでしょ。カガミ隊長何か聞いていませんか?】

ラッセルを叱った後にメリッサはカガミにそう尋ねたが、カガミも

【いや、何も聞いてない】とこたえる。

そこに全機に緊急連絡が入る。


恐らく指揮車のオペレーターらしい人間から

「各機に通達!緊急事態発生!!直ちに模擬戦を終了し、基地に帰投せよ!!!繰り返す。直ちに模擬戦を終了し、基地に帰投せよ!!!帰投後は、アキ団長の指示を待て」

その場合に居た全員が、何事かと戸惑っていると

【とにかく緊急事態のようだ。全機基地に帰投するぞ】とカガミはその場にいる全員に指示を出し基地に帰投した。



※



時間を遡ること、10分前のカイヤナイト基地の居住区。

アキやアーリィが書類や指示書に目を通し、トシとライラが一息入れようと言い、お茶を入れようとした時の事だった。

会議室の扉が激しい音を立てて開かれる。

そこにはネクティアの参謀本部の人間が焦った顔で激しく汗をかかせていた。

彼の名前はクライヴ、階級は少佐でアキもここ最近知り合った人間で、歳もわりと近い人物で冷静沈着なイメージを持っていたのだが、今日の彼はいつもと違うようだった。


「姫様申し訳ありません。緊急事態につき、敬礼を省略させて頂きます」

そう言い足早にアーリィに近づくと

「キメラの大群がネクティアの国境を越え、セクターズタウンに進軍中であります!」

その言葉を聞きライラは「そんな!何故いままで気付かなかったのですか!!!」と怒る様に責め立てたが、アーリィはそれを制するように「ライラ」と言い「続けて下さい」と説明の続けるよう促す。

「何者かの妨害により数時間前より通信機器に異常が発生しており、回復した時には既に国境付近にキメラの大群が近づいていたとのことです。国境警備隊に再度連絡を入れたものの、10分前より音信不通となってり、恐らく全滅したものかと」

それを聞いたトシがキメラの数を尋ねると

「詳細は不明ですが、群れの中にビショップ級キメラを確認したとの報告が」

「そうなると群れを引き連れての進軍…。狙いは餌の確保か」

アキはハッキリとした言葉を使わなかったが、餌が人間を指している事は明確だった。

アーリィは参謀本部の人間に

「クライヴ少佐!至急メグミ中隊長に出撃指示を!ゴードン師団長にはコルカタウンの住人をセクターズタウンまで避難させる様に指示を」

「今から避難指示となると、キメラの進行を阻止出来ません。防衛戦力確保のためにもゴードン師団の戦力の投入は必須です!」

「コルカタウンの防壁では、キメラの大群には耐えきれません。ですがセクターズタウンの防壁なら多少の攻撃なら耐えられるはず。それに戦力ならば」

アーリィはアキの方に振り向き

「アキ団長。お願い出来ますか」と聞くと

「勿論。こう言った時の為の俺達ですから。トシさん、皆に連絡を頼む。俺はブリーフィングルームに居る連中の所に寄ってから、格納庫に向かう」

「分かった。俺も急いで格納庫に向かう。上で落ち合おう」



※



カガミとエムジーが基地の格納庫に入ると、新設されたばかりの整備班の人間が格納庫内のスピーカーを使い

「イヅナとアルダートは2番3番ハンガーに入って下さい!急ぎ装備を換装します」と指示が出される。

指示通りにハンガー内に機体を納め、コックピットを開くと整備士が近づいて来て敬礼をし

「団長がブリーフィングルームでお待ちです。急ぎ来て欲しいとの事です」と言うとイヅナの整備作業に取り掛かる。

カガミは急ぎブリーフィングルームに向かったが、ブリーフィングルームからハルやムック達が足早に出てきた。

「カガミ君、今来たか」

「説明は、ベンベンさんから聞いて」とだけ言って2人は格納庫方面に向かっていった。

更にブリーフィングルームから、パイロット達がぞろぞろと出て来るなか、カガミはベンベンを見つける。

「ベンベンさん!」

「おう!カガミン。急いで格納庫に戻るぞ。歩きながら説明するから」


今来た道をベンベンと早歩きで戻るカガミ、そこで説明を受けながら機体に戻る。

「キメラの大群がネクティアの国境を越えて、近くの街や村を襲いながらセクターズタウン方面に向けて進軍中らしい」

「キメラの大群が接近中って、何で今まで気付かなかったんですか!もっと早く気付いていたら、手の打ちようがあったでしょ」

「分からん!何かの妨害工作があったらしいが、詳しくはまだ分かってないらしい」

「それで?どうするんです」

「ハルさんとムックさんリュウちゃんは先行して、スカル・ルージュ隊と一緒にキメラの群れの進行を遅らせる為に先に出撃した。群れの中にはビショップ級キメラも確認されているらしい。俺とカガミン、エムジーは今居るコバルトパイロットを臨時編成してコルカタウンに、防衛戦を張る」

「コルカタウンにですか?群れが向かっているのは、セクターズタウンなんですよね」

「セクターズタウンに向かうには、確実にコルカタウンを通るからな。それにコルカタウンの住民をセクターズタウンに避難させるらしい。その時間稼ぎの役目もある」

格納庫に着き自分の機体に向かおうとすると最後にベンベンは

「カガミン!お前にはさっき戦ってたベルナール達のチームを率いて貰う。今回は俺もカガミンのフォローに入れるか分からない。寧ろベルナール達のフォローを頼むぞ」

「そう言えばハヤテさん達は?」

「一応トシさんが連絡は入れたみたいだ。今直ぐに稼働出来る機体を輸送機に詰めて、こっちに向かうとは言ってたらしいけどな。到着するまでにかなりの時間が掛かるだろうから、あまり期待しないでくれとも言ってたらしい」

そう最後に言いながら、ベンベンも自分の機体に向かって行った。

「最悪援軍無しってことか」と不安を口にしながら、カガミはイヅナに乗り込んだ。


コックピットに乗り込みイヅナの起動作業をしていると、モニター画面にメリッサ達が映し出される。

【カガミ隊長。先程キメラの群れが、セクターズタウンに進軍中と連絡が入ったのですが本当ですか?】

メリッサは冷静にカガミに聞いてきた

【あぁ。どうやらそうみたいだ】

ジョセフは不安そうに

【あ、あの、群れの中に”ビショップ級”キメラが確認されたとも…聞いたのですが】

【らしいな】とカガミが言うと、チーム内に不安が広がる。

ベルナールも不安そうに

【な、なぁ。俺達で止めなきゃ…いけないんだよな?兄貴】

【当たり前だ。俺達が止めなきゃ、街の人達に被害が出る。】


『…』

分かっていても、ビショップ級キメラの脅威を知っているだけに、全員が不安で沈黙してしまう。

カガミは(この空気のままじゃマズイ)と思い、カイヤナイトで自分の専用機を造られた時の話をしだした。

【カイヤナイトで自分の専用機を造って貰った時、俺はある条件を付けられたんだ】

ラッセルが【条件って、なんだったんっすか?】と食いつて聞いてきた。

【俺1人でナイト級キメラをコバルトⅡに乗って100匹倒すこと、それがベンベンさんが出した条件だった】

それを聞いた全員は口を揃えて『それはまた…なんて無茶苦茶な』とかなり引いていた。

【簡単な事じゃなかったけど、やり切れた。そんでもってウチのコミュ…カイヤナイトの幹部って言えばいいのかな、それを全員平然とやり遂げる人間の集まりだ。つまり不安になるだけ無駄だぞ】

カガミの話を聞いた全員は、少しではあるものの不安が払拭されたのか

【ま、まぁ、団長自ら最前線に出て、戦いを楽しんでる武闘派だからな。今回のキメラ討伐くらい、団長達からしてみればその程度…なんだろうな】

【そう言えばエムジー隊長って、オータム要塞でグストンに囲まれてた時に、眠そうにあくびをして戦ってたわね】

【それを言えばベンベンの兄貴なんて笑いながら、あのドデカい手でキメラを引きちぎってたぜ】

ヴァレリー・メリッサ・ベルナールが思い出すように話をし、全員で苦笑いをした後に長い溜息をする。

ジョセフ・ラッセル・ジョンは

【…不安になってたのが、馬鹿らしく感じてきた】

【同じくだ】

【今回も爆笑しながら、戦うんだろうな……あの人等】

先程まであった不安は完全に消え、カガミが想像していた形とは違ったが戦意が上がった気がした。

カガミが先ほど話した内容事態に、噓は無い。ただ……

(ただ何度も機体を壊してはキメラから逃げ惑って、恐らくまぐれ的に倒しきれた感が強かったけどな。群れに飲み込まれて戦えば最後、前後左右逃げ場も無く至る所から攻撃を受けてお終いだ。ムックさん達がどれだけ、群れを分散させられるかで生き残れる人数が変わるはずだ)

このチームの指揮官であるカガミの方が、一番不安を抱いている状態でそれを必死に隠している。

「ガンシップの準備出来ました。カガミ隊はガンシップへ」

基地の滑走路に攻撃用大型ヘリが2機止まっており、ヘリの左右に2機ずつ機体を固定して目的のコルカタウンに飛び立った。


ヘリに揺られて30分程で目的地上空に到着する。

「間もなく目的地上空です。カガミ隊を降ろし次第、我々は航空支援に入ります。ご武運を」

ヘリのパイロットがそう告げ、地面近くまでヘリは降下し機体はヘリから降ろされる。

既にコルカタウンでは、ゴードン師団による避難が開始されていた。

避難用のバスなのか、何台も用意され住人達が乗り込んでいる様子が見て取れた。

だが人数に対して明らかにバスの台数が足りていないのか、お世辞にも避難活動は順調とは言えなかった。

【そろそろ日が沈みますね。警戒を強めないと】

ジョセフの言う通り、日がだいぶ沈み辺りが暗くなる。

その頃には防衛の布陣が整い準備万端といった感じだ。

アキとベンベンの部隊が先頭にその後ろに、エムジーとトシが後方を固めていた。

カガミの隊は最終防衛線であり、そのすぐ後ろに避難バスが脱出している状態だ。

辺りが見えない位に暗くなると外壁のライトがつけられ、上空で飛行しているガンシップからも、サーチライトが照らし出される。

暫く沈黙が続き、耐えられなくなったジョンが【カガミ隊長、俺達こんな後方で…】と言いかけると、上空のガンシップが一斉にミサイルを撃ち始めた。

ミサイルの着弾地点の火柱の光で映し出されたキメラの数を見て、戦場に居た全員が息を吞んだ。

まるで地面が波打つように動き、それが速い速度で押し迫る。

ソードスパイダーを中心に蟲型キメラが、不気味な声を上げ近づいてくる。


アキの號龍がハルバートを掲げ、振り下ろす。

【全軍攻撃開始!1匹たりともコルカタウンに近づけさせるな!!!】

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