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#21

「え~それではカイヤナイト第118回会議をはじめます!」

ダイは両手をテーブルに叩くように言うと

「はっ?112回だろ」

「いや、125回じゃね」

ハルとリュウが返す。

「回数はどうでもよろしい!今は会議の内容!!」

「回数言い始めたのは、ダイさんだろ!」

「そうだ!」

「回数の件は終了!話が進まないから」とムックが止めに入る。


会議室にはネクティアのアーリィ達を含め、カイヤナイトのメンバー全員が招集された。

そしてアキが

「取り敢えず現状を整理するよ。今基地の外にD(デッド)キャンパーのベルナール君達が、ウチのクラ…ウチのカイヤナイトに入りたいと言ってきた。俺個人としては現状を考えると、人手不足もあるから構わないと思うけど、皆の意見を聞きたい」

一同が難しい顔をし、考え込む。


「俺は正直反対です」

意外にも反対したのはダイだった。

カガミは「なんでですか!」と意見する。

「ベルナール達を利用した、もしくはベルナールの仲間内にスパイ的な連中を入れ込んだ奴がまだ居るかもしれないリスクがある。それにベルナール達が連れて来た人数を考えれば、赤字経済に更に拍車がかかる」

「そんなの憶測じゃないですか!それになんでお金の話が出てくるんですか!?」

「中身は違うけど俺も反対かな」

「そうだな俺も賛成しかねる」

ダイに続いて反対意見を出したのは、ハヤテとトシだ。

「2人もなんですか!?どうして」

トシは

「簡単な話、俺達は確かに人手を欲してる。だけど、欲しい人材は組織的行動が取れるベテランパイロットだ。確かにベルナール達は、キメラ戦や対人戦にも慣れている」

「なら!」とカガミが前のめりに身体を前に出しながら、言い返そうとするのをベンベンとエムジーが「落ち着け、カガミン」「話を最後まで聞け!」と止めに入る。


トシは続けて

「確かに戦闘はある程度のノウハウがあるようだが、ネクティア防衛戦とオータム要塞での戦闘を見る限り、集団戦による戦術的動きが取れていなかった。これは規模の大きい集団を運用する上で、致命傷と言っていい」

「それなら俺達が教えれば……」

「カガミ君、話はそんな簡単な話じゃない」

今度はハヤテが

「人に何かを教えるってのは、そう簡単な事じゃない。教えるにも金銭的な話も出てくる。何より教わる方も教わる気が無きゃ意味が無いし、教える方も時間を取られて本来やるべき作業や仕事が出来なくなる。学校の教師みたいに教えるのが仕事ならいいけど、俺達は違う。しかもそこに時間を掛けるくらいなら、今稼働しているドローンの数を増やすべきだ」


カイヤナイト基地の半分以上の整備拡張作業と、基地の防犯警備全てをドローンが行っている。

カガミは弱気になりながらも「でも」と続けようとしたが、ベンベンがカガミの肩を掴み抑える。

代わりと言わんばかりにベンベンは

「でもそこらの条件さえクリアすれば、かなりの戦力アップに繋がる。それに今後依頼内容によっては、白兵戦をしなきゃいけない事もあるだろ?今後を考えて未来投資を考えるのも悪くないと思う」

「そりゃ投資が成功すればデカい話だけどな。それに全員で親切丁寧に教えるのか?その間の依頼はどうする、今受けてる依頼をキャンセルする訳にもいかないだろ」

「ココに来た人数を考えると俺等だけで教えていたら、かなりの時間が掛かりますよ。この投資は失敗したら笑い事じゃすまないでしょ」

ハヤテとダイが否定的な意見を言う中で、トシは

「白兵戦か……受け入れはアリかもしれないな」と意見が変わる。

反対していた2人は「マジでトシさん」「なんで急に!?」と驚く。


「実は今いくつか受けている依頼に、警護と廃棄施設内のキメラ掃討の依頼が来てるんだ。ハルさんとリュウさんの2人に、廃棄された町のキメラ掃討をして貰っている最中な訳なんだが…」

トシはハルとリュウの方を見る。

「まぁ確かに、デカいルーク級・ナイト級なら、リュウさんと2機で片付けられるけど、建物の中にいるポーン級を片付けるとなると、正直人手は今直ぐにでも欲しい」

「それに建物内部が広いとたまに、5メートルクラスのルーク級が何匹かいるんだわ。アレがキツイ。手持ちの弾薬が足りない時なんかは、機体の前まで誘導しなきゃだから、時間が掛かって無駄」


「なら2人はベルナール達が、カイヤナイトに入る事は賛成なんですね!」

カガミにそう聞かれたハルとリュウは

「完全に賛成って訳じゃないけど、前向きに捉えてはいいんじゃないかとは…ね」

「ダイさんの言った心配も勿論分かるけど、(むし)ろこっちに招き入れてとっ捕まえる考えもアリなんじゃないかと思ってる」

カガミが”よっし!”と喜んでいると


「でも教える方はどうする?結局俺達だけじゃ教えるにしても、依頼と両立するのはさすがに」

「残りの依頼の件数はいくつあります。俺が引き受けますよ」

そう言ったのはエムジーだった。

「エムジー君は、今でも請け負っている数が多いでしょ。更に増やして大丈夫かい?」

ムックは心配するように聞いたが

「今受けている仕事が終われば、あと何件かは大丈夫です。それにカガミ!お前も言いだしっぺなら、多少キツイ仕事も受けろ」

「エムジー……おう!分かった、トシさん俺にも今来ている依頼をいくつかやらせて下さい」

「もとからそのつもりだ」


そこにアーリィが「あの!?すいません」と手を上げながら

「こちらからもいくつかお話をさせて頂いてもよろしいでしょうか。ゴードン師団長、お願いします」

「はっ!」と返事をしたゴードンが椅子から立ち上がり

「実はネクティアの兵士達の中で、カイヤナイトに共同訓練もしくは転属したいと言い出す者が多くてな。そこで数部隊そちらに兵士を派遣という形で、兵士を(つか)わせ訓練もしたいと考えているのだが、アキ団長どうだろうか」

「随分と急な話だな」とアキが困っていると、今度はメグミが

「遣わす兵士とパイロットは、全員が一通りの訓練を受けている者が多い。基礎的な訓練ならばその連中に教えさせれば、お前達の負担も減るだろう。ついでにウチの隊からも何人か派遣する予定だ」


アキが腕を組みながら、成程と納得するように頷く。

「これで一応皆が話していた不安要素が消えた訳だけど…どうかな?俺とムックさんは皆が特別反対する訳じゃないなら、ベルナール君達を受け入れていいと判断しているんだけど」

アキが全員の顔を見回すと「賛成」「異議なし」「OK」「問題無し」と返事が返ってくる。

そして全員の視線がハヤテとダイに向く。

「不安はありますけど、全員が納得しているなら俺も賛成で」とハヤテは答え

「俺も別に行くあてが無い連中を見捨ててまで、反対をしたい訳じゃないですよ。でも受け入れるにしろ、調査はさせて下さい。裏切られて後ろから刺されましたは、嫌ですから」とダイは答えた。


全員の意見を聞いたアキは両手を叩き

「ならこの件は終了。ベルナール君達の受け入れ作業を開始しますか」

「私達もご協力します。ライラ」

「分かりました。トシさん、何か私に出来る事は」

「あっ!そう言えばネクティアに直通で行けるトンネルをいくつか作っている途中なんだが、それの許可ってライラさんに取ればいいのか」

「いえ、そうではなくて、受け入れ作業で手伝える事は……それよりもなんですかそれは!トンネル?いつからそんな物を」

「先月くらいからか?あまり覚えてないな」

「……頭が痛い」


アキやトシがネクティア側のライラ達と色々話す横で

「良かったですねカガミさん」とアーリィがカガミに笑顔で話しかける。

「あぁ。アーリィ達が、兵士をウチに派遣してくれたお陰だ。ありがとう」

「いえ、それはこちらからもお願いしたかった事なので。ですがカガミさん一つ伺ってもよろしいでしょうか?」

不思議そうな顔をするアーリィにカガミは「なんだ」と返すと

「なぜカガミさんは、D(デッド)キャンパー・ベルナールさん達を…その……」

「助けようとするか?」

「はい」

カガミは一瞬どう答えたものかと考える。

そして頭の中で整理しながら

「境遇は全然違うし。ベルナール達みたいに苦労した訳じゃないけど、困っている時に助けて貰うって、本当に有り難いことなんだよな」

カガミは元の世界で、初めてアーマードブレインのゲームをした時の事を思い出しながら話した。


「初めてアーマードブレインをプレ…操縦した時の話なんだけどさ。どうやって機体を動かすのか分からなくて、アタフタしてたら初心者狩りみたいな連中に絡まれてボコられた事があるんだ」

「カガミさんがですか?」

アーリィは信じられないと言った顔でカガミを見る。

(まぁその時はまだ機体なんて持って無かったし、歩兵で機体に乗ってる連中に追い掛け回されたんだけどな)

「それでどうしたらいいのか分からなくて困ってた時にエムジーに相談して、アキさん達のカイヤナイトに入れて貰えるよう、取り計らって貰ったんだ。それが今いる皆との出会ったきっかけかな。そこで色んな人に、操縦とか戦い方とか立ち回り方を教えて貰ったんだ。

だからって訳じゃないけど、なんか…ベルナール達をここで見捨てるのは……ちょっと自分の中じゃ違う気がして」

「立派な考えだと思いますよ、私は」

アーリィに褒められ気恥ずかしさを隠しながら「ありがとう」と答えベルナール達の待つ地上に向かった。





地上の航空基地に着くと、全員が啞然となった。

「な、、、なんじゃこりゃ」と思わずハルが口にしたのも分かる。

何故かと言えば、先程までとは明らかに違う人数にまで膨れ上がっていたからだ。

「これは…いったい……」とカガミが驚いていると、パイロットスーツを着た男達が数人近づいてきて、目の前で敬礼をすると

「元コルカタウン第108防衛班所属・第3小隊到着しました!」

小隊長らしい人間が挨拶をすると、後ろに待機していたパイロット達も同じように敬礼してきた。

勿論紹介された所で全員の頭の上には、?が浮ぶばかりだ。


だがそこに1人だけ状況を理解している人間が

「おぉ~、来たか!歓迎しよう」とゴードンは小隊長らしい人間に近づき軽く握手をすると、アキの方に振り向き

「アキ団長、紹介しよう。ネクティア領内にあるコルカタウンから来た、優秀なパイロット達だ」

「いや、いやいやいやいや。ちょい待ちゴードンさんよ。俺は何も聞いていないぞ」

「そうだったか?まぁ、気にする事もないだろう」


『いや、気にするだろう!』と全員から突っ込まれる。


そこに小隊長らしい男が

「自分達はオータム要塞での皆様の活躍を見て、是非ともカイヤナイト傭兵団の皆様に強化訓練をして頂きたいと考えていました。そこでつい最近ゴードン師団長にその旨をご相談したところ、いっそのこと入隊してしまえばいいとお言葉を頂いた次第であります」

「おい、ゴードンのオヤジ。アンタが呼びつけたのか!」とハルがいうと

「そうだが?それに先月くらいか、アキ団長と酒を共にした時に”やっぱり人手が欲しい、優秀な人間がウチに入って来てくれれば、皆を楽させてやれるのに”と言っていたからな」


そこに全員の視線がアキに注がれる。

「あぁ~。言ったような、言ってないような……テヘ☆」とアキはウィンクして誤魔化すとダイに

「アキさん、それ男がやると、ただ皆が不幸になるだけだ」と突っ込まれる。


「それにしても事後承諾を取り付けようとするのは、頂けないなぁ」

ムックが不満そうにゴードンに言うと

「だが私が呼んだのはコルカタウンのこの者達だけであって、他の者達は知らんぞ」と返される。

ハヤテは考えながら「なら他の連中は何で集まったんだよ」と言うと

「あの~」とコルカタウンから来たパイロットの1人が恐る恐る

「恐らくですが、自分達がカイヤナイトに入隊する話がニュースで取り上げられていたので、それが原因ではないかと…」

それを聞いたリュウとジャガーは

「マージかぁー。どうすん?」

「受け入れられないって言ったら、それはそれで面倒な事になりそうな人数だよね。アレ」


アキは溜息をした後に「受け入れよう」と疲れたように言った。

「この人数をか?1000人どころの人数じゃないぞ!?本気か?」

「トシさんの心配は分かるけど、断って帰ってくれる雰囲気じゃなくね」

トシも溜息をすると「それもそうか」と諦める。

そこにベンベンが

「取り敢えず移動させるか。このままだとキメラが寄って来るだろうし」

「そうだな。班を4つに分けるか」とトシが頭を掻きながら、情報端末サージルのSa-Jiru(サージル)を操作する。

カガミが「どうやってチームを分けるんですか?」と聞くと

「まず、ベルナール達D(デッド)キャンパーとベルナール達が連れて来た民間人。それと他の施設から来たパイロットと兵士。後はアーマードブレインを直接持ち込んで来た連中ってところか」


トシの指示に従い4つの班に別れ、受け入れ作業を始めた。

民間人の受け入れ作業を アキ・トシ・アーリィ・クロエ

ベルナール達の受け入れ作業を ムック・リュウ・エムジー・メグミ

他の村や街から来たパイロット達の受け入れ作業は ハル・ベンベン・カガミ・ゴードン

最後に機体の誘導・受け入れを ハヤテ・ジャガー・ダイ が担当する事になった。


まずは地下基地の居住区と格納庫に民間人とアーマードブレインを移動させ、地上の航空基地の建物に受付を設けてパイロットと兵士の身分証明書の確認を始めた。

既に建物の中には、長蛇の列が形成され凄い混雑している。

「次!」とベンベンが並んでいる兵士を呼び「身分証明書」と言い、兵士の手から身分証明書を受け取る。

そして手元の端末を操作していると、兵士からの視線…眼差しに気づく。

気になったベンベンは「なんだ?」と聞くと

「自分はネクティア国境警備隊所属第12小隊トッド・キース伍長であります。先週ベンベン隊長に助けて頂いたのですが、覚えていらっしゃいますか?」

「先週?」とベンベンが思い出そうとしていると、隣で端末操作しているカガミが

「そう言えば国境付近のキメラを討伐して欲しいって、依頼を受けたじゃないですか」

「あぁ」とベンベンは思い出す。

「でもアレは、装甲車に乗りながら銃をぶっ放してただけだろう。俺誰か助けたか?」


「はい!キメラに追われ逃げているところ、倒れた仲間を助けていたらキメラに囲まれまして。そこにベンベン隊長とカガミ隊長が、装甲車で駆け付け回収して頂きました」

2人は『あぁ。助けたような気がする』と口にする。

2人の記憶に残っていないのは”コッチの世界”に来てから、似たり寄ったりの人助けをしている為、色々な人間から感心の言葉を貰っている。

「出来ればベンベン隊長の部隊で、アーマードブレインのパイロットをしたかったのですが…自分パイロット適正が無くて、それでもお役に立てればと!」

トッドがそう説明をしたのを聞いて、2人はふと疑問を浮かべる。


「何時から俺達が隊長になったんだ!?」

「突っ込むのそこですか、ベンベンさん!いや、そこも突っ込むところなんでしょうが。

それよりも、アーマードブレインに乗るのに適正?ベンベンさんは何か知ってます?」

「聞いた事も無い。普通に乗れるもんかと思ってた」

その後も別の兵士やパイロット達を調べていくと、身分証明書にパイロット適正と書かれた部分を見つける。

一通りの受付作業を終わらせカガミ達は、格納庫で作業をしているハヤテ・ジャガー・ダイと合流した。


そこでパイロット適正の話をすると『マジか』と驚きはしたものの、それほど衝撃を受けた様子はない。

「まさかその設定が、コッチの世界にもあるとは……。面倒だな」とハヤテは頭を悩ませる。

ベンベンは「知ってたのか」と聞くと

「あぁ。設定厨のガチ勢くらいしか知らないんじゃないか」と答える。

「2人共こっち」とジャガーが、手招きをする。

ベンベンとカガミはジャガーの後を追うと、コバルトのコックピット前で作業するダイの場所まで行く。

そしてダイがコックピットのハッチを開く。

「コックピットの天井に、三角形の緑色をしたガラスパネルみたいなのがあるでしょ」

ジャガーが説明しながら指差した方を見ると、確かに言われた通りの緑色をしたガラスパネルがある。

それを見たベンベンは

「これって”バーサーカーリンク”の時に発動するスキャナーかと思ってたけど、違うのか?」

「バーサーカーリンクを使えるのは、第四世代機だけでしょ」

ベンベンとダイの会話に出てきた”バーサーカーリンク”という言葉が気になったカガミは

「なんです”バーサーカーリンク”って?アーマードブレインの適正と何か関係があるんですか」

するとダイは

「適正と関係が全く無いとは言えないけど、今は取り敢えず”バーサーカーリンク”っていう機体強化のシステムがあるとだけ思っておいて」とだけ答える。

ジャガーが「続けていい?」と言うと、機体の解説を始めた。


「アーマードブレインの操縦は基本2本の操縦桿と、足元にあるペダルで操作してるでしょ。でもそれだけだと、しゃがんだり上半身を捻ったりとかの細かい動作は出来ない。そこでこのブレインサーチが必要になる。

このブレインサーチは、パイロットの脳波と機体をリンクさせて、機体の動作の一部を補助したり・動きを俊敏化させる。

このブレインサーチの形状によって、リンクのレベル差が出る。

コバルトみたいな第一世代機・第二世代前期型なら三角形。

第二世代後期型・第三世代機なら、五角形。

俺達の機体みたいに第四世代機なら六角形。

因みにパイロットスーツのメットには、脳波リンク補助装置が内蔵されているから、機体とのリンクを更に効率化しているね。

でもアーマードブレインとリンクするには、ある一定値の脳波レベルが必要になる。

脳波レベルをそこまで必要としない第一世代機でも、125以上の数値が無いと機体を完全に動かす事が出来ない」


カガミは

「そんな設定があったんですね。それなら俺達は全員適正があったって事ですか?」

「元の世界でそのゲームの設定を取り入れると、ゲーム自体が意味をなさないからね。

コッチの世界で俺達が機体を動かせるのは、今の身体が片桐博士が造りだした”人工(アーティフィシャル)英雄(ヒーロー)兵器(ウェポン)”だからだろ」

ハヤテが付け加えて説明した事で、カガミはアーマードブレインのシステムを理解した。


そこにベンベンのSa-Jiru(サージル)が鳴り、ハルから急ぎ戻るよう連絡が来た。

「なんかトラブルがあったみたいだ。戻るぞカガミン」

「それじゃ俺達は戻ります」と言い、ハヤテ達と別れハルの元に急いだ。

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