いつだって恥ずかしさは突然に。
「え、なになに!」
「あはは!錦木...やっぱ面白いね!王妃「役」だよ?本当の結婚じゃないよ...あははは!」
クルーシアがみんなが笑ってる理由を教えてくれた。俺は顔に血液が集まっていくのが分かった。これは怒りじゃない。とんでもない恥ずかしさだ。くそ...人生で1番恥ずかしい...。なんて間違いを...。これじゃまるで俺が結婚を意識してる痛いやつじゃねぇか...!
「...でも、それが錦木の良い所だよ。」
「悔しいけど、猫娘の言う通りだわね。流石我が息子ッッ...!」
「ウホ!」
クルーシア、タフール、カタル、チルサル、魔王軍幹部たちみんなが俺の方を見て微笑みながらクルーシアの言葉に頷いた。やっぱみんな優しい。やばい...とんでもなく恥ずかしいけど、とんでもなく嬉しい...。恥ずかしさで頭に登った血がポワポワとしてきた。あれ...?フラフラする...。倒れる...。
「ドサッ」
「あれ...錦木?」
「あーー!!私、錦木の傷は治したけど、血を回復させるの忘れてた!!」
「えーー!!」
俺は血液不足で倒れた。(原因、カッコつけて自分よりも他の獣人の傷治しをタフールに優先させた為。)
ーーー数十分後
「...ん」
「あ、錦木起きた!」
目を覚ますと、クルーシアの顔が目の前にあった。どうやら膝枕してもらってたようだ。目に入るクルーシアの顔が常に揺れているし、背中にはフサフサの毛が当たっている。どうやら誰かの背中に乗って移動しているようだ。悪い事したな。
「ごめん、みんな...迷惑かけて。」
「よかったー。血もタフールが魔法で回復させてくれたから無事だよ!」
「ありがとう...助かった。」
「ウホウホ。よかったよかった。錦木さん、もう少しで村に着きますから、もう少し俺の背中で休んでて。」
「...ごめんな、ありがとう。」
俺の背中側からカタルの声が聞こえた。どうやらカタルは四つん這いになり、俺の事を背中に乗せて移動してたようだ。四つん這い、ハイハイで移動するってかなり大変だよな。悪いな...。後でカップラーメンあげよう。
【残りのカップラーメン数】 286個
「カップラーメン1年分が当たった俺、貧困異世界で無双する」を読んでくださり、ありがとうございます。
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