何を言ってるんだ?(2回目)
「んー、流石に明日は難しいから明後日とかは?」
「ちょ、クルーシア?」
「そうね、明日は難しいわね...。村のみんなにも説明しないとだし。」
「ちょ、タフール?」
クルーシアとタフールがあたかも必然ですよ。と言わんばかりの普通の顔で話を進めようとする。ちょっと待て待て待て。いや確かに、「超能力が使えるやつが島、国を仕切ってる。」って異世界転生の時のおじさんが言ってたし、どうやらそれも事実っぽい。そして、このサナガラル島を仕切っていた魔王...はシマリスで小さくて他の獣人に比べれば弱そうだけど、他がめちゃくちゃ強いだろ!
「おい何言ってるんだよチルサル!これからもお前でいいだろ!もうこれからは残虐行為はしないんだし!」
俺はチルサルの肩を掴んで左右に強く揺らしながら必死に問う。そりゃそうだ。このままだと俺がこのサナガラル島の国王になってしまう。王なんてごめんだ!せいぜいリーダーが許容範囲だ!
「私はもうこの島の仕切り役を降ります。なんにせよ、錦木さんはこの島の3つしかない村のうちの2つの村のリーダーですよ?それに、残り1つの村は魔王軍の私たちが住んでただけですし、その魔王軍のみんなも貴方に心打たれてます。」
事実を真っ直ぐ述べられた。あまりにも図星すぎて俺は聞こえないふりをして、さらに魔王の肩を強く揺らす。聞こえない聞こえない...。俺はなーんにも聞いてない...。
「ちょっと、錦木...さん、揺らしすぎぃいぃ。」
「ええい、知るか!このまま脳震盪起こさせてやる!」
「錦木。やりすぎ。」
激しくチルサルの肩を揺らし始めた所、クルーシアに止められた。ううぅ...国王なんてやだよ...俺はただの社会人の端くれ、搾取される側なんだよ...。
「錦木、安心して!王妃は私がやるから!」
「へ...?」
今度はクルーシアがとんでもないことを言い放った。なんか聞こえないふりをすべき言葉が聞こえたような気がした。
「え、今なんて言った...?き、聞こえなかったなぁ...。」
「え、だから、私が錦木の奥さんになるの!国王の妻だから王妃!戴冠式には王妃もいた方がいいの!その方が島全体がまとまるの!」
クルーシアがニッコニコの笑顔で伝えてきた。だが俺は何も聞こえてないっ!俺が結婚...?いやいや、何言ってるんだクルーシアは!大体、もともと国王になるなんて言ってないだろ!
【残りのカップラーメン数】 286個
「カップラーメン1年分が当たった俺、貧困異世界で無双する」を読んでくださり、ありがとうございます。
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