何を言ってるんだ?
「錦木さん。皆さん。」
魔王のシマリスの獣人が、他の獣人達を集めて俺の所へ近づいてきた。そしてやけに表情が真剣だ。
「お騒がせしてしまい、申し訳ありません。...そして、タフール様。前任の魔王があなたの息子さん、娘さんを殺してしまったとはいえ、この「株式会社魔王企業」に責任は残されています。大変申し訳ありませんでした。」
シマリスの魔王を先頭に、魔王軍幹部達が俺、クルーシア、カタル、タフールの前で土下座をした。ほら、やっぱりこいつらはちゃんとタフールに謝る。それに合わせ、タフールも驚いた表情を見せる。前回のクルーシアに謝った時と同様に、武器は全て捨てた状態で、綺麗に土下座している。
「...いいのよもう。私には新たな子供が見つかったし。私もやりすぎたと思う。...でも、謝らないから!」
あまりにも真剣な表情で魔王達が謝ってきたため、タフールは少し動揺を見せながら謝罪の意思を汲み取った。
「はい。謝らなくて大丈夫ですよ。責任は全てこちらです。」
魔王達が顔をあげ、タフールの意思を汲み取る。やっぱり、獣人達は不器用なだけで、ちゃんとした奴らなんだ。
「それと...錦木さん。」
「ん?なんだ?」
シマリスの魔王が顔をこちらに向けて、俺の名を読んだ。
「私の名前は、「チルサル」です。」
「...ありがとう!」
シマリスの魔王、チルサルが名前を教えてくれた。律儀なやつだ。タフールに襲われる前、名前の話になって、先に俺の名前を教えた直後にタフールに襲われたから名前が分からないままだった。
そしてシマリスの魔王、チルサルがとんでもない事を言い始めた。
「では、錦木さん。錦木さんのこの「サナガラル島新国王誕生」の戴冠式の日程はいつにしますか?」
「...は?」
な、何言ってるの?こいつは。
【残りのカップラーメン数】 286個
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