人生は経験だ!もう死んでるけど!
ミルジが驚きのあまり、包帯をバラバラに破きながら体を起こした。目は大きく開き、空いた口が塞がらない様子だ。
「なんだ!どうした!……なっ!錦木…それは!」
「うそ…。」
ミルジの大きな声に驚いて、ミルトとゾルビン村の住民達がやってきて、ネックレスのことがバレた。
「錦木…、お前なんでそれを持ってるんだ!まさか…超能力者なのか?」
「そうだよ!錦木は超能力者なの!そしてこのネックレスは、逸話通りの神様から貰ったやつ!…あ、私が全部言っちゃった…。えへっ。」
「ウホ!」
驚いて駆け寄ってきたミルトの問いに、クルーシアが元気よーく答えてしまった。本来、漫画や小説、アニメならこの場面で気持ち良く主人公が自慢げに言うのが鉄板だ。正直言ってみたかったが、クルーシアの笑顔を見たら許してしまった。てか、あと前から言ってるけど相槌のウホってなんだよ!
「超能力って…あの「カップラーメン」ってやつか?」
「絶対そうだよ!あんな凄いもの、この世にないもん!」
「え、あ、まあ…そうだけど。」
「ほら!!」
いきなりミルトと住民達がほぼゼロ距離まで近づいてきて、俺の持つ超能力について聞いてきた。俺はあまり人に近づかれると、言葉が詰まる癖がある。…インキャだな。
「…錦木で決定だな。みんな!錦木は誰をリーダーにするべきか考えてたんだが、俺は錦木がいい!みんなはどうだ!」
「賛成!!」
ミルジが声を大きく上げて、住民達に意見を取り、可決された。まじか。俺がリーダー?いや、クラーク村のみんなにも意見を聞かないと…。…もう隣でクルーシアが笑顔で息を切らしていた。…まさか。
「錦木!クラーク村の皆んなも大賛成!」
ほらね!やっぱりクラーク村に戻って意見聞いてきてた!俺が50人近い村のリーダー?まぁ、なんとなくそんな気はしてたけど…。…やってみるか!人生は経験だ!…って、もう死んでるのか。そーいや、ミルジのやつ、「錦木がいい」って言ってたな。嬉しい限りだ。よし、頑張るか!
「…分かった!迷惑かけるかもしれないけど、よろしく!!」
「おーー!!!」
【残りのカップラーメン数】 296個
「カップラーメン1年分が当たった俺、貧困異世界で無双する」を読んでくださり、ありがとうございます。
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