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錦木...まさか、お前!

 数十分後、カップラーメンパーティの片付けをしながら、これからのクラーク村とゾルビン村の在り方についてみんなと話し合った。まず、結果として、それぞれの村の村長の役割は、二重で存在してもらい、各村の良し悪しを補填させる役として引き続き存在してもらうことになった。合併の始まりで、どちらかの村の村長が、合併した後の村の村長になってしまうと、問題が出る場合が多い。だから2人の村長はそのままにした。ただ、問題は意見が割れてしまった場合の事。だれかリーダーを決めないとな。


 「錦木?どうしたの?」


 クルーシアが顔を覗かせる形でこちらを心配そうに見つめてきた。


 「んー。それが、リーダーを決めておかないと、意見が割れた時に大変だろうなーってさ。…あ、ミルジのカップラーメンのゴミ、回収し忘れてた。」


 俺は1ヶ所に大きなゴミ袋を用意して、住民みんなのカップラーメンのゴミの容器を回収していたため、すっかりミルジのゴミを忘れていた。


 「俺の事、忘れてたな?」


 包帯ぐるぐる巻きのミルジが俺の方を細い目でジトーッと見てきていた。


 「ごめんごめん。ちょっと考え事しながら動いてたからつい。」

 「考え事ってこの村のリーダーを誰にするかって話か?」


 ミルジが俺の考え事を1発で言い当ててきた。すげえな。やっぱ動物は察知能力が高い。


 「そうそう。こういうのって結構大事じゃん?…あ、ゴミ貰ってくよ。」

 「ありがとう。…俺は錦木でいいと思うぞ。」


 お、俺?俺が50人近くいる村のリーダー?まじ?いや、何となくそういう風にいってくるやつがいるとは思ったけど、まさか1番っぽくないミルジに言われるとはな。ミルジなら「俺がリーダーだ!」的な感じだし。まぁ、でも最近ミルジは優しくて心も開いてくれてるしな。


 「本当?それは嬉しいよ。」

 「ジャリリ」


 ミルジのカップラーメンのゴミを拾おうと、少し前屈した時、神様のようなおじさんから貰ったネックレスが出てきた。


 「!!! 錦木…!お前…まさか?!」





 【残りのカップラーメン数】 296個

 「カップラーメン1年分が当たった俺、貧困異世界で無双する」を読んでくださり、ありがとうございます。


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