俺の超能力(カップラーメン)の出番だな!
「いつもありがとうな!」
「感謝してるぜ!」
「…お、どうだ兄ちゃん!一緒に食うか?」
「私のパンもあげるよ!」
住民たちがしっかりと感謝していた。そして食料を俺に譲ろうとしてきた。正直な所、一人一人が持ち帰っている食料はせいぜい2日分ほど。それなのに譲ろうとしてきた。この村に入った時から思っていたが、この村の住民たちは元気が良い上に、感じが良さそうだ。ミルトとミルジと戦ってる時からミルトとミルジの事をしっかりと応援してたし、俺たちにヤジを飛ばす事も無かったし。
「いえいえ、私は今手元に食糧が十分にあるんで大丈夫です。」
「そうか!それは良い事だ!んじゃあな!…あ、それと…ミルジの事助けてくれてありがとうなっ」
住民が小声で感謝を述べてきた。それと同時に周りを囲んでた住民がニコニコと笑顔になっていた。
「え!みんなミルジが食料持ってきてたの知ってたの!?」
「あったりめえよ!ただ、あいつは恥ずかしがり屋だから、みんな知らないふりして、心の中で感謝してるんだ。」
なんだ。みんなミルジが食料持ってきてたの知ってたのか。みんな優しいな。
「そろそろ恩返しがしてえなあ…。」
「私もミルジさんに恩返ししたい!」
「俺もだ。兄貴分なのに世話になってばっかだ。」
「かといって良い方法が全然浮かばないんだよねー。そんなこんなで早数年。」
住民達とミルジが困った様子を浮かべていた。やっぱり、ここの村の人たちは良い人だ。なんだかんだ、ミルトとミルジも、尖った性格ではあるが、根はしっかりしてる。よし。俺には良い考えがある。
「なら、俺が手伝いましょうか?その恩返し。」
「なんだ、錦木。何かいい方法があるのか?」
「あ!錦木!もしかしてあれやるの!?」
俺とミルジの会話の間に、突然クルーシアが割り込んできた。とびきり、わくわくの笑顔で。それに俺も元気に答える。
「ああ!カップラーメンの出番だ!」
「やったー!」
「ウホウホ!」
カタルも寄ってきて、クルーシアとカタルは飛び跳ねる。
「なんだ?カップラーメンって。」
ミルトと住民たちが首を傾げてこちらを見ている。そうか、ミルトは戦闘の時に食わせたけど、名前まで教えてなかったか。
「「カップラーメン」とは、速い!安い!美味い!この3つが揃った究極の食べ物だ!ミルトが戦闘の時に食べたやつだよ。今回は違う味のを食べさせてあげる。」
「!! あれがまた食えるのか!!しかも…違う味ッッ…!!」
ミルトが口をあんぐりと開け、舌を出して涎をポタポタと垂らす。
【残りのカップラーメン数】 321個(そこそこ減るかも?!)
「カップラーメン1年分が当たった俺、貧困異世界で無双する」を読んでくださり、ありがとうございます。
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