蔑みの目…
周りの一同、全員が驚いた。
「ちょっと錦木、何言ってるの?」
「まぁ、参加とは言っても、こいつら2人に俺の指示通りに動いて貰って、陰で魔王達の情報、姿を見るって感じなんだけどね。この2人はさっき、「もう二度とこのような真似はしません。」って言ったって事は、この村の担当を降りるって事だ。勝手に担当を降りたのがバレれば間違いなく酷い目に遭う。酷い目に遭うか、白熊の獣人を狙ってる俺達に協力し、普段通り生きるか。まぁ、残虐な行動は無しだけど。」
土下座しているパンダの獣人二人が、震えながら顔を見合わせる。
「錦木…意外と悪いやつ。…でも確かに、そのやり方なら手っ取り早く、安全に話を進められるかも!」
「ウホ!」
クルーシアとカタルが俺の考えを受け入れてくれた。さて、あとはこのパンダの獣人が協力してくれるかどうか。依然としてパンダの獣人は震えながら座り込んでいる。…よし。ならあの作戦だ。
「あ、ちなみに言っておくが、特別に褒美を用意してあげよう。とびきり美味しいものだ。」
「!!」
パンダの獣人二人が、「とびきり美味しいもの」と聞き顔をあげ、震えを止めた。実はパンダという動物は、草食動物で、竹、笹の葉が大好物だという認識があるが、選り好みをしたり、肉や卵、昆虫を食べたりする意外とグルメな動物なのだ。
「トビキリにオイシイもの…?」
パンダの獣人が、ウルウルとした目で錦木を見つめる。
「そうだよ!とびっっっきり美味しいんだよ!村に活気がつくぐらい!」
「ウホウホ!」
クルーシアとカタルがとびきりの笑顔でジャンプをしながらパンダの獣人においしさを伝えていた。クルーシアの尻尾はピン!と立ち、小刻みに震えていた。これは猫のはしゃいでいる時の合図。クルーシアは本当に優しいやつだ。自分の大事なものを壊した奴らの仲間が目の前にいるのに、同情だけじゃなく、気配りもする。
「…ハハっ。」
俺はその様子を見て少し笑みを浮かべてしまった。
「げ、何錦木笑ってんの?今笑う所じゃないでしょ?真剣な話をしてるんだよ?」
「ウホ。」
クルーシアとカタルが目を細め、いわゆるジト目で蔑むような目でコチラを見てきた。ぐっ…!そうだった!こいつら、獣の動物の部分があるのと同時に人でもあるんだった…。
【残りのカップラーメン数】 321個
「カップラーメン1年分が当たった俺、貧困異世界で無双する」を読んでくださり、ありがとうございます。
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