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四季王の山  作者: れんP


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12/24

第12話「登校と学校へ」



「なんとか遅刻せずに済みそうかな」


山の管理を終え、学校へ向かった私たちは、時間ギリギリになる前に学校へ向かい、他の人も登校している時間になんとか間に合った。


「だいぶ走ったの。わらわは浮いているから疲れんが、お主は大丈夫か?」


(はぁ、ちょっと疲れた)


「ちょっとで済むのか、すごいのじゃな。お主の持久力」


息を整える。


(まぁ、体力には自信があるので)


「それは素晴らしいのじゃ」


四季ちゃんがそう言った、その時。


「神名ちゃ〜ん!」


後ろから見知った声がした。


「あ、圭ちゃん」


そう呼ぶと、圭ちゃんは近寄ってきた。


「やっぱり神名ちゃんだ。一緒に行こ〜」


そう言い、私も一緒に歩く。


「神名ちゃん、いつもこの時間に来るの?」


「おじいちゃんから相続した山の管理もあるから、だいたいの時間はわからないかな」


「そうなんだ。すごい! 山を持ってるの?」


圭ちゃんが顔を近づけて言う。


「え、あ、うん。相続したの」


「へぇ〜、いいな〜。私も昔は山に住んでたから、懐かしいな〜」


「山に住んでたの?」


「あ………うん、親の関係でね」


「そうなんだね」


「てことは、神名ちゃんは山に住んでるの?」


「ううん、山の隣のおじいちゃんの家に住んでるよ」


「そうなんだ! ねぇ! 今度行ってみていい?」


「え? いいけど」


「うん! 約束ね!」


「うん!」


「友とは良きものじゃのう」


四季ちゃんは、その様子を見てそう言った。


やがて、市立式守高等学校が見えてきた。生徒たちの挨拶も鮮明に聞こえてくる。


「私、もっと馴染めるかな」


そう、口走る。


「何言ってんの? 大丈夫! 私がいるから!」


「………ふふっ、ありがと」


「えへへ、さ、行こ」


「うん」


そう返事をして、教室に向かう。


今日はどんなことが起こるのかな?


それが少し楽しみになってきた。


「あの少女か………」


謎の影が忍び寄る

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