三十路女、異世界を知る。その3
結果、「姫」がこちらに来る時に巻き込まれた私は「姫」同様、帰る事は出来ないらしい。何故、巻き込まれたかは不明。神殿で調べてくれるそうだ。
「あの、、、。」
「なんでしょう?」
私は掛布を握り締めながら、聞いてみた。
「私はこれからどうなるんでしょうか?」
その問いに、ベーク=イマージュ=ゾモロフ様はキリリとした瞳を細めた。
「貴方はどうしたいですか?」
えぇ?質問に質問で返す?
、、、帰れないんだったらする事は一つ!!
「仕事を、、、住込みで働ける仕事をしたいので、何処か紹介して頂けないでしょうか?」
「異世界から来た、貴方にこの国で何ができますか?」
その言葉に私は泣きそうになった。
辛うじで、言葉は理解できるけれど、この国の事を何も知らない私はやっていけるのだろうか、、、トリップ小説とかは、食堂で働いたりしてたなぁ〜でも、小説と現実とは同じとは言えない、、、私って、、、何にもできないのかな、、、
しょぼーんと自己嫌悪に陥っていると、頭上から、笑い声が聞こえてきた。
「、、、っふ、すみません。つい、、、
仕事以前に、貴方の処遇を陛下からお聞きしないといけませんので、数日は時間を頂く事になります。」
何が「つい」なのか、、、聞かない方が良いような気がした。
処遇か、、、悪いものでなければいいけれど、、、
「あ、お一つお聞きしても?」
「?はい、、、。」
そして、何故かベットに腰掛けて色気を出して私を見つめる。ベーク=イマージュ=ゾモロフ様。
「御名前を私に教えて頂けませんか?」
あ、自己紹介まだでしたね。




