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三十路女の異世界生活  作者: 寿 桜
22/28

三十路女、寝起きは天国から地獄へ。

んん、、、



頭を撫でられている、、、


気持ちいい、、、


小さい頃にお母さんにやってもらったみたいな、、、


でも、大っきくて硬い手だな、、、


ちゅ、、、


ちゅ?



、、、、、




ガバッ






「どちら様?」



目の前には、、、と言うか、、、


同じベッドの上、、


「ベーク様にそっくり。」


そう、隣にはベーク様のそっくりさん、、、


髪長いな〜、ちょっとつり目がちかな、、、


って!男と同じベッドに寝てたっけ?


さっきから、静かな微笑みを浮かべて一言も話さないこの、人は一体、、、


バタバタバタバタッ


お?いきなり外が騒がしくなってきた。


「気付くのが遅いな、、、」


ッ!!!!!


バァン!!

「失礼します!」



外が騒がしくなったなと思えばいきなり部屋の扉が勢い良く開き、何故か笑っているのに目が笑ってないベーク様が入ってきた。


だけど、、、こっちはそれどころじゃない!


目の前の誰かわかんない人の声で、、、



腰が抜けた!!


なんちゅー破壊力を持った声なんだ!


ヤバイ!


「カエデ、おはようございます。侍女に支度の用意をさせましたので、起きれますか?」


気持ちは起きたいんだけどね!!

なにぶん、立てないんだよね、、、


「あっ、、、えっと、、、」


「ノックもせずに、女の部屋に入って来るとは、、、礼儀知らずなんだな。」


ひぇ〜なんか、この2人の周りだけ空気がヒンヤリしてるよー!


「レギー、貴方こそ、カエデの部屋に、、、しかもベッドに居るのは礼儀知らずでは?」



「カエデと言うのか?いい名だな。昨夜はカエデの方から、誘いを受けたんだか?」


うぇー?知らないよ!!!


ブンブン首を振って否定した。

「カエデと他の女性と一緒にしないで頂きたい。」


ベーク様の笑顔が怖い!!


「カエデ、昨夜は人型をとっていなかった。俺は獣族だ。わかるか?」


レギーと呼ばれた人が私の目を見ながらそう言った。


私の目に映るそれは深い青だった。


深い青、、、


「え!もしかして、昨日の、、、」


「そうだ。」


「さ、誘ったとか、そんなんじゃないから!なんか、疲れてたっぽいから、、、」


恥ずかしい!!


「カエデのおかげでゆっくり寝む事ができた。ありがとう。」


うぅ、、、声がヤバイんだって!


しかも、、、お風呂に入れちゃったり、抱っこして寝たりしちゃったのにーー!


ひたすら羞恥心に悶えてると


俺も同じ気持ちだったと意味不明な事を言ってるレギーっていうのかな?まさか、獣族かなって思ったけど、、、変身できるなんて!!



そんな私たちをジトリと見つめるベーク様。


「とにかく、陛下へ報告を。」


「あぁ。」


そして、私の頭を撫でて部屋から出て行った、、、、けど、何故かベーク様は残ってる、、、、


「カエデ、昨夜の事を詳しくお話しして頂けますね?」


笑ってるのに、笑ってないベーク様に私は羞恥心満載で、全部吐くハメになったのです。



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